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文大統領が北朝鮮飛翔体を「短道ミサイル」と発言、大統領府は「短距離の言い間違い」と釈明

文大統領が北朝鮮飛翔体を「短道ミサイル」と発言、大統領府は「短距離の言い間違い」と釈明

Posted May. 22, 2019 07:57,   

Updated May. 22, 2019 08:16

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、4日と9日に北朝鮮が相次いで発射した飛翔体について「短道ミサイル」と表現した。在韓米軍が飛翔体を新型短距離弾道ミサイルと暫定規定した状況で文大統領が「弾道ミサイル」と発言したのではないかと見られている。これに対して大統領府は、「『短距離ミサイル』を誤って発言した」と説明した。

文大統領は21日、大統領府で開かれた韓米軍主要指揮官との昼食懇談会での発言で、「韓米同盟の強固さと韓米両国の緊密な協力は、最近の北朝鮮の短道ミサイルを含む飛翔体の発射に対する対応でも光を放った」と述べた。

「短道ミサイル」は軍で使わない表現であるため、取材記者団と一部の大統領府関係者は「弾道ミサイル」と発言したと受け止めた。論議を呼ぶと、大統領府の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官が昼食後、文大統領に「弾道ミサイルと言われたが、合っているのか」と確認を求めると、文大統領は「私がそう言ったのか。短距離ミサイルだろう」と話したと、大統領府は明らかにした。

軍と大統領府は、北朝鮮の飛翔体について4日には「不詳の短距離飛翔体」、9日には「短距離ミサイルと推定される飛翔体」と明らかにした。その後、大統領府は、「分析している」として「弾道ミサイル」かどうか明らかにしていない。弾道ミサイルと認定する場合、国連安保理の北朝鮮制裁決議の違反になり得るためだ。

一方、文大統領は懇談会で、「韓米両国は緊密な協力、協議の中、声を一つにし、冷静で節制された声を出すことで、北朝鮮が追加挑発をしない限り、対話のモメンタムを維持できるようになった」と述べた。ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官も、「私たちは協力すればするほど強力になる」と強調した。


韓相準 alwaysj@donga.com