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現代モービスの世界初のループエアバッグ、米運輸保安局が安全性を認定

現代モービスの世界初のループエアバッグ、米運輸保安局が安全性を認定

Posted March. 27, 2020 08:07,   

Updated March. 27, 2020 08:07

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現代(ヒョンデ)モービスが世界に先駆けて開発したループエアバッグが、米道路交通安全局(NHTSA)から安全性を認められた。

現代モービスはNHTSAの「乗客のループ離脱緩和策」と題した報告書を通じて、ループエアバッグの安全性が、米政府や産業界や学界などで共有されたと、26日明らかにした。この報告書は1月、米自動車工学会(SAE)が主管した技術セミナーで発表された。

ループエアバッグは、車両が転倒した場合、車両の天井をエアバッグが覆って乗客を保護する装置だ。車両の後方から前方にエアバッグが広がるのにかかる時間はわずか0.08秒だ。NHTSAの研究結果、ループエアバッグは車両転倒時にサンルーフから乗客が飛び出すことで発生しうる頭と首の負傷リスクを低減することが分かった。2000年から15年間、北米で起きた転倒事故約1万3700件のうち、車両の外に乗客が飛び出したのは約2400件に達しており、このうち10%がサンルーフからの離脱だった。

2002年にエアバッグの量産を開始した現代モービスは、2017年に世界初のパノラマサンルーフエアバッグを開発して、最近まで技術改良を続けてきた。これと関連して特許24件を出願しており、北米、欧州、中国などの自動車メーカーに対して受注活動を行っている。

チョ・ヨンソン現代モービスシャーシ意匠研究所長(常務)は、「世界に先駆けて開発したループエアバッグのような新概念の安全技術の開発に力を注いで、世界市場を攻略していきたい」と語った。


徐亨錫 skytree08@donga.com