Go to contents

世界的な混乱の中で唯一弾みがつく歌は「コロナ撲滅ソング」

世界的な混乱の中で唯一弾みがつく歌は「コロナ撲滅ソング」

Posted March. 16, 2020 07:52,   

Updated March. 16, 2020 07:52

한국어

新型コロナウイルス感染症(COVID19)の拡散によって、世界的に公演と音楽イベントが消えている中、オンライン上のコロナ撲滅歌だけが「世界的に流行」している。

「2002」で大きな人気を集めた英ポップ歌手アン・マリー(本名アン・マリーローズ・ニコルソン・29)は13日、「TikTok」のアカウントに、洗面台で自分の歌に合わせて楽しくリズムに乗って手を洗う動画を掲載した。字幕には、「昔の誕生日のお祝いの歌に合わせて手を洗うのにうんざりするならば、私の新曲『Birthday』に合わせてやってみたらどう」と書いた。二日間で14万5000件以上のクリック件数を記録した。

ユーチューブには、トロット曲を歌詞を変えた個人ユーザーたちのCOVID19撲滅の歌があふれている。既存の曲に「コロナ終息」「コロナ克服」のような歌詞を主に入れている。ダンスチャレンジブームを生んだジコの「どんな歌」に合わせて踊ったり、手を洗う動作をしながらCOVID19克服のメッセージを伝えることもある。

世界最大手のデジタル音源サービス「スポーティパイ」は、数日間、なんと数百件のCOVID19関連プレイリストができた。ユーザーが独自に作った推薦曲リストであり、このうちの一つはフォロワーが7万人を突破した。ユーザー「チャドウィック・ジョンソン」が作ったこのリストのタイトルは、「コロナウイルス隔離パーティー」。

ブリトニー・スピアーズの「Toxic」(有毒の)からフューチャーの「Mask Off」、ニーヨの「So Sick」まで、様々な曲が掲載されている。もう一つの人気プレイリストは、ジャズスタンダード曲であるペギー・リーの「Fever」(熱)から始め、ポリスの「Do not Stand So Close To Me」(そう近づかないで)、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの「Do not Come Around Here No More」(これ以上、近寄らないで)を経て、ピンク・フロイドの「Confortably Numb」(気楽に無関心になった)まで、COVID19がもたらした身体的・心理的状況にふさわしい昔の名曲を掲載している。マイケル・ジャクソンの「Heal the World」、ドクター・ドレーの「I Need a Doctor」も、複数コロナプレイリストの常連客となっている。

米国の有名ハードロック・ヘヴィメタル専門誌「ラウドワイヤ」は10日、「このロック、メタルの曲に合わせて手を洗って、コロナウイルスを撲滅せよ」という選曲リストを公開した。ディスターブドの「Down with the Sickness」(病気を打倒しろ)、サウンドガーデンの「Holy Water」(聖水)など、さまざまなロック、メタル曲の主題意識を奇抜にひねて、最近の状況に適用した。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com