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ドイツで2番目の「平和の少女像」、フランクフルトに設置

ドイツで2番目の「平和の少女像」、フランクフルトに設置

Posted March. 10, 2020 08:08,   

Updated March. 10, 2020 08:08

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「世界の女性の日」(3月8日)に合わせて、ドイツに日本軍元慰安婦を象徴する第二の平和の少女像が立てられた。

ドイツ・ヘッセン州の最大都市であるフランクフルトのラインマイン韓国人教会は8日、「2020年の世界の女性の日に、非常に意義深いイベントを準備した」として、平和の少女像の除幕式を開いた。これに先立って2017年に欧州初で、ドイツで初めてバイエルン州に少女像が建てられてから3年ぶりのことだ。

ラインマイン韓国人教会は、1969年にドイツ同胞の第1世代が集まって立ち上げた教会共同体だ。2001年にドイツ・プロテスタントのヘッセン・ナッサウ司教会に所属され、ドイツの3つの地域教会で礼拝を行っている。

同日、ラインマイン韓国人教会堂で行われたイベントには、ドイツ同胞たちと教会の関係者などが参加して、第二の少女像建立を祝った。元慰安婦のキル・ウォンオク・ハルモニ(92)が参加する予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の拡散の懸念のため、直接訪問はしなかったという。その代わりに、キル・ハルモニは映像を通して感謝のメッセージを伝えた。今回の少女像は、国内に27個、米国の2つの少女像を製作した彫刻家・キム・ウンソン氏(56)とキム・ソギョン氏(55)夫婦が製作した。

ドイツ初の少女像は紆余曲折の末、2017年3月にバイエルン州の小さな町ヴィゼントに建てられた。当初はドイツ南部のフライブルクに建てる計画だったが、日本政府がフライブルク市に強く抗議するなど、度重なる妨害行為があったことから場所を移した。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com