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IS新指導者、創設メンバーのサルビ氏

Posted January. 22, 2020 07:54,   

Updated January. 22, 2020 07:54

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過激派組織「イスラム国」(IS)の次期指導者の正体が明らかになった。英紙ガーディアンは20日、複数の英情報機関を引用して、昨年10月、米軍特殊部隊の攻撃を受け、自爆して死亡したバグダディ容疑者の後を継いで、アミル・サルビ氏がISの新指導者に任命されたと伝えた。ISは、バグダディ容疑者死亡後、後継者にアブ・イブラヒム・アルハセミ アルクライシという仮名を公表したため、これまでサルビ氏の情報はヴェールに包まれていた。

イラクのタル・アファルのトルクメン系の家庭で生まれたサルビ氏は、IS最高指導部の要人では珍しく非アラブ系だ。2004年、テロ組織アルカイダに協力した疑いでイラク南部の米軍基地プカキャンプに収監された時、パグダディ容疑者に会って意気投合し、共にISを設立したという。モスル大学でシャリーア(イスラム律法)を専攻したサルビ氏は、ISのテロは正当だと主張し、「教授」というニックネームを得た。極端な性格で、ヤジディ族の女性に対する性奴隷虐待を主導したという。パグダディ容疑者が死亡する前の昨年8月に後任に指名され、現在、モスル山間地域に潜伏していると推定される。


李世亨 turtle@donga.com