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スパイク・リー、カンヌ映画祭史上初の黒人審査委員長に

スパイク・リー、カンヌ映画祭史上初の黒人審査委員長に

Posted January. 16, 2020 08:21,   

Updated January. 16, 2020 08:21

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フランスのカンヌ国際映画祭史上初の黒人審査委員長が誕生した。カンヌ映画祭組織委員会は14日(現地時間)、映画監督のスパイク・リー(63・写真)を、2020年第73回カンヌ映画祭の審査委員長に任命したと発表した。委員会側は、「カンヌは魂を呼び覚まし、世の中に疑問を提起する人々のための故郷である。リーの視線はこれまで以上に大切であり、彼の華やかな個性が変化を起こすだろう」と選定理由を明らかにした。

リーは、映画「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」(1986年)でデビュー後、監督、俳優、脚本家などとして活動してきた。米アトランタで生まれ、ニューヨークで育った彼は、黒人の入植者として人種差別問題に対し着実にスポットライトを当ててきた。2018年は白人優越主義集団に対抗して、アフリカ系米国人警察の実話を扱った映画「ブラック・クランズマン」でカンヌ映画祭グランプリ(審査員大賞)を受賞した。かつて、黒人俳優と監督が審査委員として活動したことはあるが、審査委員長に委嘱された黒人は、リーが初めてだ。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com