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劇的ゴールで韓国を救ったイ・ドンジュン、AFC・U-23選手権

劇的ゴールで韓国を救ったイ・ドンジュン、AFC・U-23選手権

Posted January. 11, 2020 09:36,   

Updated January. 11, 2020 09:36

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「初戦だったので息が良く合わなかった。反省する。イランとの第2戦は徹底的に準備して是が非でも勝利する」

67.6%(韓国)対32.4%(中国)の支配率だけを見ると、敵陣を圧倒したと言えるのだが、なかなかゴールをこじ開けることはできなかった。90分の試合時間が過ぎた時、スコアは0-0だった。同じ組の最弱体と言われる中国との試合は引き分けで終わるかのように見えた。

アディショナルタイムまで入れてもどかしかった93分を劇的に決めたのは後半13分に途中出場したイ・ドンジュン(23・釜山)だった。事実上最後の攻撃で、キム・ジンギュ(釜山)のパスを受けたイ・ドンジュンは、ペナルティーエリア右でDF1人を交わして、GKの手の届かないゴールの左隅に落ち着いてボールを蹴り込んだ。あと数十秒さえ耐えていれば勝ち点「1」を獲得できたはずの中国を茫然とさせた劇的ゴールだった。

イ・ドンジュンの活躍で韓国は10日午前(韓国時間)、タイ・ソンクラーのティンスラノン・スタジアムで行われたアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権(東京五輪最終予選)グループリーグC組第1戦で中国を1-0で破り、勝ち点3を獲得した。先に行われた試合で、同組のイラン対ウズベキスタンの試合は1-1のドローで終わり、韓国はC組1位になった。中国との歴代成績(U-23代表)と11勝3分け1敗とし圧倒的優位を保った。

イ・ドンジュンは昨年のKリーグ2で攻撃ポイント2位(13得点、7アシストで国内1位)となり、MVPに選ばれた。2部リーグだったため大きく注目されなかったが、肝心な時に中国に「恐韓症」を思い出させながら、存在感を発揮した。釜山が昨年昇格に成功したため、今年はKリーグ1でプレーする。

釜山市沙下区(プサンシ・サハグ)のケソン高校を卒業したイ・ドンジュンは、年代別代表を経験しながら着実に成長してきた。2015年の水原(スウォン)JSカップ国際ユースサッカー大会では主将としてチームをリードし、リーダーシップも証明した。173センチ、64キロと大柄ではないが、俊足と決定力を備えている。崇実(スンシル)大学在学中の2017年にプロデビューし、同年に8試合出場に留まったが、2018年は23試合で4得点を挙げ、主力アタッカーに成長した。U-23代表チームでは、7試合で5ゴールを記録している。イ・ドンジュンは、「最後のチャンスで集中力を切らさなかったのが良い結果につながったと思う。もっと闘志あふれるプレーを見せたい」と語った。韓国は12日午後7時15分、同じ会場でイランと第2戦を行う。


李承鍵 why@donga.com