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ウクライナ機、「イランのミサイルによって誤って撃墜」、米メディア報道

ウクライナ機、「イランのミサイルによって誤って撃墜」、米メディア報道

Posted January. 11, 2020 08:45,   

Updated January. 11, 2020 08:45

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米国とカナダ当局が、イラン・テヘランで8日(現地時間)に墜落したウクライナ国際航空の旅客機は、イランのミサイルによって撃墜されたという結論を下した。

 

米紙ニューヨーク・タイムズは9日、米高官を引用して、「イランが保有するロシア製の防空システムSA15から発射された2発のミサイルが旅客機を撃墜した」と報じた。同紙は、事故当時の様子が映された19秒間の映像も公開した。トランプ米大統領は同日、ホワイトハウスで記者団に、「誰か、相手側で間違いを起こした可能性がある」と述べた。

この事故で命を失った176人のうち、イラン(82人)の次に多くの犠牲者を出したカナダ(63人)も、イランのミサイルが原因だとみている。カナダのトルドー首相は記者会見で、「カナダ情報当局と同盟国から多くの情報を確保した」とし、「イランの地対空ミサイルが旅客機を撃墜したことを示す証拠がある。おそらく意図的ではなかっただろう」と述べた。ウクライナのダニロフ国家安全保障・国防会議書記は、事故原因の仮説に、ロシア製「トール」など地対空ミサイルによる撃墜も含まれると言及した。

これに対してイラン当局は、「全くの嘘」と否定した。イラン政府のアリ・ラビエイ報道官は、「イランを狙った心理戦」とし、事故調査への当事国の参加を許可すると明らかにした。米国家運輸安全委員会(NTSB)と事故飛行機メーカーのボーイング社は事故調査に参加する。


朴湧 parky@donga.com