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三星とハーマンが共同開発した5G通信機器、BMWの電気自動車に搭載へ

三星とハーマンが共同開発した5G通信機器、BMWの電気自動車に搭載へ

Posted January. 09, 2020 07:51,   

Updated January. 09, 2020 07:51

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三星(サムスン)電子とハーマンが共同開発した第5世代(5G)モバイル通信車両用通信機器(TCU=Telematics Control UnIT)が、BMWの電気自動車に搭載される。

三星電子は8日、「CES2020」が開かれている米ラスベガスのコンベンションセンターで、「5G・TCUが来年から量産される予定のBMWの電気自動車『アイネクスト(iNEXT)』に搭載される」と明らかにした。三星電子が2016年に音響と電装(自動車内の電子製品)専門企業ハーマンを買収後、電装部門でシナジーを出したのだ。自動車電装は、三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が推進している未来ビジネスの中核事業分野の一つに挙げられる。

三星電子は、今回のCES2020で5G・TCU技術を直接披露した。5G技術が適用されたTCUは、数々の情報を車両にリアルタイムで提供して、様々なコネクテッドカー・サービスを具現する。走行中に高精細コンテンツと地図をリアルタイムでダウンロードでき、途切れることなくビデオ会議もできる。

朴鍾桓(パク・ジョンファン)三星電子電装事業チーム長(副社長)は、「ハーマンの売上で電装部門が毎年10%ずつ成長している」とし、「5G・TCU分野では世界一になるだろう」と語った。

実際、ハーマンは昨年4月、中国電気自動車メーカー「北京電気自動車」(BJEV)からデジタルコックピット(車両内のマルチディスプレイ)を受注したのに続き、今月に発売される現代(ヒョンデ)自動車のジェネシスGV80にカーオーディオを供給するなど電装部門事業を拡大している。


柳根亨 noel@donga.com