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バンスカ監督のソウル市響、初シーズンのカレンダーに27回のプログラムがぎっしり

バンスカ監督のソウル市響、初シーズンのカレンダーに27回のプログラムがぎっしり

Posted January. 02, 2020 08:21,   

Updated January. 02, 2020 08:21

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オスモ・バンスカ新音楽監督の初シーズンを開始するソウル市立交響楽団が、27公演の豊かなプログラムを新年のカレンダーにぎっしり盛り込んだ。室内楽シリーズ5回を除く22公演の管弦楽コンサートの半分は二日間連続公演のため、管弦楽定期公演の日は計33日である。管弦楽の定期公演は、ソウル芸術の殿堂コンサートホールやロッテコンサートホール、室内楽シリーズは世宗(セジョン)チャンバーホールで開かれる。

バンスカ監督が直接指揮するプログラムは6つ。2月14日、15日のマーラー交響曲第2番「復活」を皮切りに、5月21日と22日はルトスワフスキの「オーケストラのための協奏曲」、5月29日はエルガーの「エニグマ変奏曲」、8月20日と21日はシベリウス交響曲5番、11月1日はチャイコフスキー交響曲第5番をメイン曲に選んだ。一年を決算するベートーベン交響曲第9番「合唱」も12月19日と20日彼が指揮する。世界指揮界の「フィンランド軍団」の一人であるバンスカ氏は、米ミネソタ・オーケストラ音楽監督とフィンランド・ラハティ交響楽団の名誉指揮者を兼ねている。

ベートーベン生誕250周年を記念するベートーベン作品の公演は7回が設けられている。最も目立つプログラムは、最近の送年合唱交響曲の公演で自由で水が流れるような解釈で賛辞を受けたマルクス・シュテンツ首席客員指揮者のベートーベン代表交響曲舞台だ。7月3日と4日の交響曲第5番「運命」に続き、9日と10日は交響曲第6番「田園」を、彼ならではの「シュテンツ流のデラックスさ」で彩る予定だ。

ソウル市響の「今年の音楽家」であるトランペット奏者ホーカンハーデンベルガーは、3月と8月に4回舞台に上がる。3月13日と14日はハイドンのトランペット協奏曲、15日は室内楽シリーズでエネスク「トランペットとピアノのための伝説」などを、8月20日と21日はブレット・ディーンの「トランペットとオーケストラのための登場人物」、27日はヘルテル、ジョリヴェ、フェルトの協奏曲を演奏する。

新年はじめのソウル市響の初公演は4日、世宗(セジョン)文化会館の大劇場で開かれる世宗文化会館とソウル市響の新年音楽会だ。2006年から2015年までソウル市響の芸術監督を務めた鄭明勳(チョン・ミョンフン)が指揮し、ブラームス交響曲第1番と共に、死去100周年を迎えるマックス・ブルッフのヴァイオリン協奏曲1番をクララ・ジュミ・カンが共演する。鄭明勳のソウル市響指揮は、2016年8月以降、3年4ヶ月ぶりのことだ。9日は、ロッテコンサートホールでシーズン初の定期公演が開かれる。レオニダス・カバコスがベートーベンのバイオリン協奏曲を共演し、首席客員指揮者ティエリ・フィッシャーがハイドン交響曲8番「夜」に続き、ドヴォルザーク「スラブ舞曲」全曲を指揮する。お問い合わせは1588-1210まで。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com