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「北朝鮮のミサイル、信号を感知」、米偵察機30日に韓半島飛行

「北朝鮮のミサイル、信号を感知」、米偵察機30日に韓半島飛行

Posted December. 31, 2019 08:18,   

Updated December. 31, 2019 08:18

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北朝鮮が、労働党中央委員会全員会議を続け、新年の高強度挑発再開のムードを盛り上げる中、米軍が連日、監視任務を遂行する偵察機を韓半島に投入し、軍事圧力の手綱を引き締めた。

30日、民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、「リベットジョイント(RC-135W)」が同日、韓半島上空を飛行した。リベットジョイントは、先端電子センサーを利用し、北朝鮮がミサイル発射を準備する信号を捉える。

米空軍の「ジョイントスターズ(E-8C)」が29日に韓半島上空を飛行していたことも分かった。ジョイントスターズは、250キロ離れた移動ミサイル発射台(TEL)の動きなど、北朝鮮内の怪しい動きを監視する地上監視偵察機だ。

24日から5日間、連続出撃した特殊偵察機「コブラボール(RC135S)」が、29日には韓半島で見られず、米軍が監視作戦を縮小したという観測が流れたが、実際には29日にも米偵察機の韓半島作戦が行われていたのだ。

北朝鮮がクリスマス前後に挑発しなかったが、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「新年の辞」の後に挑発を再開する可能性があるとみられ、米軍偵察機の韓半島作戦は今後さらに強化される見通しだ。特に、北朝鮮が正恩氏の誕生日の1月8日か故金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日の2月7日を前後して大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射やこれに準ずる挑発をすると予想され、米軍は新年に偵察機をさらに頻繁に出撃させる方法で北朝鮮に対する軍事的圧力を強めるものとみられる。

韓国国家戦略研究院統一戦略センター長のムン・ソンムク氏は、「北朝鮮は2つの記念日を前後して、東倉里(トンチャンリ)で人工衛星運搬用と主張する長距離ロケットを発射し、『平和的な宇宙開発のためのもの』と主張する可能性がある」とし、「その後、米国の反応を見て、本格的な軍事挑発に出るだろう」と見通した。


孫孝珠 hjson@donga.com