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海外駐留米軍の経費負担は「受け入れられぬ」、在韓米軍駐留経費問題で韓国代表

海外駐留米軍の経費負担は「受け入れられぬ」、在韓米軍駐留経費問題で韓国代表

Posted December. 20, 2019 08:03,   

Updated December. 20, 2019 08:03

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「韓国の同盟貢献について説明し、正当で客観的な評価を求めている」

在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)交渉の韓国代表を務める鄭恩甫(チョン・ウンボ)交渉大使は19日、記者会見で、韓国が一種の「ツートラック」アプローチで対応していることを示唆し、このように話した。SMAは既存の枠組みで交渉を導いて行くものの、米国製兵器の購入など別途の方法で米国の負担引き上げ圧力に対応しているとみえる。

 

鄭氏は、「(米国が要求する)『準備態勢』と関連した海外の駐留米軍に対する経費負担などは受け入れることはできない」とし、「原則的に28年間維持されたSMAの枠組みが維持されなければならないという立場を堅持している」と強調した。米国側交渉代表のジェームズ・ディハート米国務省補佐官が18日、記者懇談会で、現行のSMAにはない「準備態勢」項目を追加し、在韓米軍循環配置や戦略資産の展開など韓国の防衛と関連した全般的な費用を韓国が負担するよう求めたことへの反応だ。

さらに鄭氏は、「SMA交渉と共に同盟の貢献問題も議論している。これは相当部分で議論の対象になっている」と述べた。米国製兵器の購入など他の同盟貢献の方法を考慮したようだ。鄭氏はまた、「(SMA協定は)在韓米軍地位協定(SOFA)に従う」とし、米国が望むSMA改正による負担引き上げのためには、SOFAの改正が必要だという見解も明らかにした。

鄭氏は、ディハート氏が18日、米国が求める負担総額とされた50億ドルについて、「現在、集中している数字ではない」と述べたことを受け、「金額については対外的に話すことはできない」と発言を控えた。


韓基渽 record@donga.com