Go to contents

香港選挙で圧勝した民主派、林長官の弾劾を発議

香港選挙で圧勝した民主派、林長官の弾劾を発議

Posted December. 06, 2019 08:00,   

Updated December. 06, 2019 08:04

한국어

先月24日の香港の区議会選挙で圧勝した民主派議員が4日、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官に対する弾劾案を発議した。「逃亡法条例」改正案を強行し、反政府デモを鎮圧する過程で違憲行為を犯したという理由だ。

5日、サウスチャイナ・モーニング・ポストなどによると、楊岳橋・公民党代表は前日、立法会全体会議で、民主派議員24人の同意を受け、林氏に対する弾劾案を発議した。楊氏は「香港に災いを招いた林氏は直ちに辞任しなければならない。市民は区議会選挙を通じて不信任の意思を表明した」と主張した。民主派は先月の選挙で、区議員452議席の85%にのぼる385議席を獲得した。

ただし、弾劾案が可決される可能性は低い。区議員とは違って立法会議員70人のうち過半数の約40人が親中派とされる。行政長官弾劾調査は、議員70人の4分の1以上の同意で発議され、可決には過半数が必要だ。独立調査委員会の調査で弾劾案の根拠が確認されても、再び立法会の採決で3分の2以上が賛成しなければならない。最終的には中国中央政府の承認を受けなければならない。このような状況を知りながら民主派議員が弾劾案を発議したのは、林氏に対する民意がそれだけ悪化していることを示すためとみえる。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com