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米下院弾劾調査が終盤に、トランプ氏「ボルトンは愛国者」

米下院弾劾調査が終盤に、トランプ氏「ボルトンは愛国者」

Posted November. 28, 2019 15:20,   

Updated November. 28, 2019 15:28

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米下院司法委員会が来月4日午前10時、大統領弾劾の憲法の根拠を検討する公聴会を開催する。証拠収集のための非公開の証言聴取、2週間の公聴会を経た弾劾調査が、弾劾疑惑を判断する段階に入った。

法司委はすでにトランプ大統領に来月1日までに出席の有無を知らせるよう書簡を送っている。しかし、トランプ氏が実際に出席する可能性は高くないと、CNNなどが伝えた。

 

トランプ氏は26日、フロリダ州で下院法司委委員に対して「腐敗した人々だ。彼らは、私が(公聴会の過程が)捏造されたことを暴露しているために私を攻撃する」と主張した。さらにツイッターにも、「未来の大統領のために戦っている。私に起きたことが別の大統領に絶対に起きてはならない」と強調した。

トランプ氏は裁判所が、前・現職官僚の議会証言を許可する決定を受け、内部の取り締まりに入った。トランプ氏は、ツイッターに、「実際、人々が証言することが好きだ。ドナルド・マクガーン元大統領法律顧問からの尊敬を受ける弁護士は、私に何の誤りもないとすでに発言した」と投稿した。また、「ポンペオ国務長官、ペリー・エネルギー長官、マルバニー大統領首席補佐官代行など別の官僚らも、弾劾調査の詐欺について証言しても良い」と付け加えた。自分を擁護すると期待される核心側近の証言に信頼を示したのだ。

注目されるのは、トランプ氏が9月に自身との不和で更迭したボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)を突然称賛し出したことだ。トランプ氏は、「ボルトンは愛国者で、ウクライナが腐敗した国家なので私が援助金を保留したことを知っているだろう」と主張した。ウクライナが政敵のバイデン元副大統領を捜査しないためではなく、腐敗した国家なので援助を保留したという一種の「発言指針」を下したのだ。ボルトン氏が公聴会で大統領に不利な証言をするかどうかは分からない。米紙ニューヨーク・タイムズは、ボルトン氏の弁護士が「マクガーン氏とボルトン氏の業務は異なる」とし、証人に立たない意向を示したと伝えた。

トランプ氏は同日、ホワイトハウスのバラ園で開かれたサンクスギビング(感謝祭、毎年11月第4週木曜日)行事「七面鳥恩赦式」でも、弾劾関連のジョークを述べた。トランプ氏は恩赦対象の七面鳥「バター」と代役「ブレッド」を紹介し、「この鳥はどんな条件でも平正心を維持するよう育てられた。アダム・シフ民主党下院情報委員長から木曜日に出席するよう召喚状を受けたから」と話した。弾劾に全精神が注がれていることを示したのだ。

CNNは今月21~24日、米国人1007人を対象に実施した調査で、回答者の55%が「大統領の経済政策を支持する」と答えたと伝えた。景気が好況の時、大統領の再選可能性が高い米政治の現実を考慮し、再選の可能性が高まっていると診断した。ただこの調査でも「大統領弾劾に賛成する」という回答が50%で、「弾劾反対(43%)」よりも少し高かった。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com