中国が、新疆ウイグル強制収容所の収容者を「野蛮な存在」と想定して、非人道的な措置を取った内部秘密文書が公開された。
24日、BBCなどによると、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)のプロジェクト「チャイナケーブルス」は、中国の収容者弾圧実態が含まれた2017年の収容所内部文書3件を公開した。「公告文」と「電報」というタイトルの収容所運営指針が二件、新疆ウイグルの刑事裁判所の判決文が1件だ。文書によると、中国政府は、2017年までの3年間、新疆ウイグル拘禁施設に約100万人を収容して、いわば「再教育」を行ってきた。100万人は、ナチスのユダヤ人強制収容以来最も多い人数だ。
このうち、「公告文」の文書には、大規模な民間人査察に関する内容が詳細に盛り込まれている。中国が人工知能(AI)、顔認識技術、スマートフォン追跡などを通じて、民間人を対象に膨大な個人情報を収集していることが明らかになった。「電報」文書には、収容者を対象にした強制洗脳教育、中華主義思想詰め込みなどの指針が書かれていた。特に「着替え」「入浴法」など、子供に教えるような内容を大人に指導していたことが分かった。
劉曉明駐英中国大使はBBCに、「西側の一部の人たちが中国の発展を挫折させるために、中国を誹謗している」と反論した。
チョン・チェウン記者 chan2@donga.com