Go to contents

検察特捜団、セウォル号関連で海警10ヵ所を家宅捜索

検察特捜団、セウォル号関連で海警10ヵ所を家宅捜索

Posted November. 23, 2019 09:42,   

Updated November. 23, 2019 09:42

한국어

大検察庁傘下の「セウォル号惨事を巡る特別捜査団(特捜団)」が22日、海洋警察庁と西海(ソヘ)地方海洋警察庁など10数か所を同時多発的に家宅捜索した。セウォル号惨事と関連した様々な疑惑を再捜査するために特捜団が公式にスタートしてから11日ぶりに、最初の強制捜査に乗り出したのだ。

特捜団(団長=任寬爀安山支庁長)は、同日午前10時から仁川(インチョン)にある海洋警察庁と全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)の西海地方海洋警察庁、木浦・莞島(ワンド)・麗水(ヨス)警察署などに検事と捜査官を送って家宅捜索を行った。特捜団は、海洋警察庁の捜索救助課と特殊記録館、西海地方庁の状況室など、セウォル号惨事当時の状況が含まれた文書や艦艇勤務名簿などを確保したことが分かった。

特捜団の今回の家宅捜索は、4・16セウォル惨事特別調査委員会(特調委)が提起した疑惑をまず解明するためのものと見られる。先月31日、特調委はセウォル号惨事当日だった2014年4月16日、A君が海上警察船によって救助されたが、現場に投入されたヘリコプターを海洋警察庁長などが乗って去り、このため、病院への移送が遅れてA君が死亡したと発表した。A君が海上で救助された直後に移された救助現場の指揮船3009艦も、22日の特捜団の家宅捜索対象に含まれた。特調委は、セウォル号惨事当時の船内の状況が盛られた監視カメラの映像がねつ造された可能性を提起した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com