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米国防長官、「在韓米軍の撤収、聞いたこともない」

米国防長官、「在韓米軍の撤収、聞いたこともない」

Posted November. 22, 2019 08:40,   

Updated November. 22, 2019 08:40

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韓米の米軍駐留経費負担に関する特別協定(SMA)の交渉と連係させる可能性が提起された在韓米軍再編に対する米高官の言及が韓国に混乱したメッセージを与えている。米国が、負担拡大の圧力を強めるために意図的に混乱を大きくしているという見方もある。

エスパー米国防長官は21日(現地時間)、韓国が米国の要求に応じない場合、在韓米軍の1個旅団の撤収を検討しているというメディアの報道について、「聞いたこともない」と一蹴した。ロイターやAP通信によると、エスパー氏はベトナムを離れる前、記者団に、「誇張され不正確な記事、虚偽の記事を毎日目にする」と述べた。「在韓米軍撤収」は確認されていない「フェイクニュース」だというのだ。そして「米国は同盟に脅威を与えない。これは交渉にすぎない」と付け加えた。

 

これに先立ち、エスパー氏は19日に多少異なるトーンで発言した。その時は、在韓米軍の「縮小」について質問され、「今後のことは推測しない」と述べた。エスパー氏の2つの発言を総合すると、「撤収の計画はないが縮小の可能性は小さくない」というもので、交渉に活用する可能性があることを示唆したと見ることもできる。

在韓米軍の「撤収」と「縮小」は、米国の東アジア構図の再編と密接な関係があるだけでなく、今後の再配置計画にも影響を及ぼす非常に敏感な事案という点で爆発力が大きい。ある外交筋は、「米国の外交安全保障の責任者は自分たちの発言が途方もない波及力を持つことを知っているので非常に慎重に話すが、その過程で混乱を誘発したりもする」と懸念を示した。


鄭美京 mickey@donga.com