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米国防長官が14日訪韓、GSOMIAで圧力か

米国防長官が14日訪韓、GSOMIAで圧力か

Posted November. 09, 2019 08:35,   

Updated November. 09, 2019 08:35

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マーク・エスパー米国防長官(55)が来週訪韓する。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が23日午前0時に終了するため、韓国に破棄決定の撤回を求めるものとみえる。

米国防総省は7日(現地時間)、「エスパー長官が韓国、タイ、フィリピン、ベトナムを訪問するために13日に出発する。自由で開かれたインド太平洋、南シナ海の軍事化、中国の略奪的経済活動などへの対応を議論する」と明らかにした。エスパー氏は14日午後に韓国に到着し、15日に第51回韓米定例安保協議会議(SCM)に出席する。国防総省のジョナサン・ホフマン報道官は同日、「長官の訪韓の間にGSOMIA問題が議論されるだろう」と述べた。

一方、国防部は8日、報道資料を通じて、SCMで韓半島の安保情勢の評価および政策協力、戦時作戦権の返還、今後の安全保障協力、在韓米軍基地の移転および返還などを議論するとだけ明らかにし、GSOMIAには触れなかった。GSOMIAをめぐって両国に温度差がかなりあることをうかがわせる。大統領府が「日本の半導体輸出規制強化の撤回がなければ、GSOMIAの継続もない」という原則を強調しているため、国防部がGSOMIAを公式議題に含めることが重荷になったとみえる。

7月末に就任したエスパー氏は、8月の初めての訪韓の際、日本も訪れた。今回の歴訪では日本が抜け、日本は除いて韓国にだけGSOMIA破棄撤回の圧力をかけるのではないかという観測が流れている。最近訪韓したデービッド・スティルウェル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、ジェームス・ディハート在韓米軍駐留経費交渉代表、キース・クラック国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)らと同様、エスパー氏も米国のインド太平洋戦略に賛同して、在韓米軍駐留経費負担の大幅増加を要求する可能性が高いとみえる。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 シン・ナリ記者 lightee@donga.com · journari@donga.com