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GSOMIA第3の道、大統領府「協定終了と延長の2つの道だけではない」

GSOMIA第3の道、大統領府「協定終了と延長の2つの道だけではない」

Posted November. 08, 2019 08:24,   

Updated November. 08, 2019 08:24

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韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了が半月後に迫った状況で、大統領府が日本の態度変化が担保されることを条件にGSOMIA終了か延長ではない第3の方法を模索する考えだという。GSOMIA延長を求める米国の全方向からの圧力が続いているうえ、日本の輸出規制強化の撤回を引き出すには時間がない状況で、GSOMIA終了と延長以外のカードを検討できるということだ。

大統領府関係者は7日、「GSOMIAをめぐって米国と調整点を見出すための議論が行われている」とし、「GSOMIA終了決定と関連して、『ゴー(GSOMIA終了)』か『ストップ(GSOMIA延長)』の2つに分けて見ているが、(最終決定が)必ずしもそうでない可能性もある」と述べた。ただし、同関係者は、「日本の変化がないのに終了を撤回することは難しいというのが韓国の立場であることに変化はない」と強調した。輸出規制強化に対する日本の前向きな措置を前提に折衷案や新たな解決策を議論できるということだ。

当初政府は、GSOMIA終了を検討する可能性を明らかにし、前提条件に日本の輸出規制強化の撤回を掲げた。大統領府はこれまで、GSOMIAを終了しても日米韓の「情報共有に関する取り決め」(TISA)によって軍事情報を共有できるという立場だったが、米国側は米国を経て韓日が情報を交わす現在のTISA体系では迅速な情報共有が難しいと指摘してきた。このため、米国が求めるレベルの迅速な情報共有のためにTISAの強化が検討される可能性も議論されている。

これと関連して、李洛淵(イ・ナクヨン)首相は同日、国会予算決算特別委員会全体会議で、「日本が不当な経済措置を撤回すれば、われわれもGSOMIAを再検討できるということに立場の変化はない」と述べた。


ムン・ビョンギ記者 パク・ヒョモク記者 weappon@donga.com · tree624@donga.com