英国のエリザベス女王が天然の毛皮に別れを告げた。5日、英紙テレグラフによると、英王室は、エリザベス女王の服を含め新規の王室の衣装に毛皮が必要な場合、フェイクファーを使うことを決めた。
エリザベス女王の長年のシニア・ドレッサー兼パーソナル・アシスタントのアンジェラ・ケリー氏が最近出版した著作で、「今後、寒い日の公務でエリザベス女王が毛皮を着ていてもそれはフェイクファーでしょう」と明かしたと、同紙が伝えた。王室報道官も、「今後、エリザベス女王のために新たにデザインされる服に使う毛皮は全てフェイクになる」と確認した。ただし、すでにつくられた毛皮の服は今後も着用するという。
英国は、2000年に道徳的な観点から毛皮の生産を禁止した初の国家だ。このため、エリザベス女王が毛皮を着用するたびに動物愛護団体から批判の声が起きていた。王室は時代の変化を反映し、これからは道徳的に生産された毛皮も着用しない方針だ。
任寶美 bom@donga.com