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既婚男性も司祭に、アマゾンの司祭不足でカトリック司教らが提言

既婚男性も司祭に、アマゾンの司祭不足でカトリック司教らが提言

Posted October. 28, 2019 08:54,   

Updated October. 28, 2019 08:54

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ローマ・カトリック教会が開催した、南米9ヵ国で構成された米アマゾン地域の問題を協議する司教会議が26日、「地域の司祭不足問題を至急解決するために、既婚男性が司祭に、女性が副司祭になることを認めることをバチカンで議論しなければならない」とフランシスコ法王に26日(現地時間)、提言した。

AP通信は、「初の南米(アルゼンチン)出身の法王であるフランシスコ法王が2年前に作ったアマゾン地域が、ローマ・カトリックの伝統を逆らう提案を法王に出した」と伝えた。世界各国の司教181人は、3週間にわたってバチカンで開かれた司教会議最終日の同日、「既婚男性と女性に対する司祭許可」を盛り込んだ提言書を採決し、賛成128票、反対41票(無効12票)で通過させた。

提言は、「性別の区別なく、公平な方法で司祭を認めなければならない」と主張した。米ABCによると、修道女35人も今回、司教会議に出席し、提言書作成に参加したが、採決権は行使できないという。

 

法王は司教会議の投票が終わった後、「女性副司祭について総合的に議論した2016年のバチカン委員会文書を再検討した後、司祭の多様な意見を総合して、既婚男性と女性司祭について記述した法王庁文書を今年中に発表する」と明らかにした。

 

バチカン保守勢力は、「アマゾン地域と法王が司祭の純潔義務を揺るがす異端の提言で、カトリックを堕落させようとしている」と反発した。AP通信は、「カトリックの24の地域の司教会議のうち東欧地域は数百年前から既婚者の司祭を認めており、結婚した英国教会(聖公会)司祭の改宗も認められている」と伝えた。


孫宅均 sohn@donga.com