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「金剛山の施設を撤去せよ」 北朝鮮が韓国に通知文

「金剛山の施設を撤去せよ」 北朝鮮が韓国に通知文

Posted October. 26, 2019 09:23,   

Updated October. 26, 2019 09:23

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北朝鮮が25日、統一部と現代(ヒョンデ)グループに通知文を送り、「金剛山(クムガンサン)地区に国際観光文化地区を新たに建設する」とし、「(韓国側が)合意する日に金剛山地区に入って、当局と民間企業が設置した施設を撤去することを望む」と通知した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が23日、朝鮮中央通信など官営メディアの報道を通じて、金剛山内の韓国側の施設に対して、「見ているだけでも気分が悪くなりみすぼらしい」と言って撤去を指示した2日後に、北朝鮮当局が本格的な撤去作業に入ったのだ。

北朝鮮は、金剛山国際観光局名義で発送したこの通知文で、「実務的な問題は文書交換方式で合意すればいい」と明らかにした。当局間の直接対面ではなく文書で撤去問題のための訪朝の日程や人員などについて協議するということだ。この措置で、北朝鮮が開城(ケソン)工業団地内の韓国側資産も一方的に撤去するのではないかという懸念が起こっている。

これに対して統一部は、「第一に国民の財産権を保護し、第二に金剛山観光事業の意味を考慮して、条件と環境を十分に検討する」とし、「変化した環境を十分に検討し、金剛山観光の創意的な解決策を講じていく」と明らかにした。


韓基渽 record@donga.com