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「特許侵害のフィリップステレビは売れない」…ソウル半導体、米流通企業に勝訴

「特許侵害のフィリップステレビは売れない」…ソウル半導体、米流通企業に勝訴

Posted October. 23, 2019 09:30,   

Updated October. 23, 2019 09:30

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ソウル半導体が米国流通企業を相手に、「自社の特許を侵害したフィリップステレビを販売した」と起こした特許侵害訴訟で勝訴した。これにより、当該流通企業は今後、フィリップステレビを販売できなくなる。

22日、ソウル半導体は、米国流通企業「プライズ・エレクトロニクス」を相手に米テキサス州裁判所に起こした特許訴訟で、フィリップステレビの製品と米照明企業・フェイト製品の恒久的販売禁止の勝訴判決を受けたと明らかにした。

今回の訴訟で争点となった特許は計19件で、発光ダイオード(LED)テレビと電球の製造に使われるコア技術である。この技術が、フィリップステレビとフェイトの照明製品に使われたとうのがソウル半導体の主張だ。

ソウル半導体は、フィリップスを相手に、今回勝訴したプライズ・エレクトロニクスを相手にした訴訟だけでなく、今年6月、米流通企業「ファクトリーデポ」を相手にしても米国カリフォルニア地方裁判所に特許侵害訴訟を起こしたことがある。メーカーではなく流通会社を相手に訴訟を起こして、流通網の遮断に乗り出す、というのがソウル半導体の戦略である。

イ・ジョンフン・ソウル半導体代表取締役(写真)は、「今後、技術と人材を奪取する企業には、若い創業者たちに希望の種になるという信念をもって死活をかけて対応したい」と語った。イ代表は、技術奪取を防ぐために全力を尽くすという意志で、約1年6ヶ月間髪の毛を切らずにいる。


金玹秀 kimhs@donga.com