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29年ぶりの平壌アウエー、テレビ中継なしでキックオフ

29年ぶりの平壌アウエー、テレビ中継なしでキックオフ

Posted October. 15, 2019 08:37,   

Updated October. 15, 2019 08:37

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29年ぶりに北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で行われる南北によるサッカー試合のテレビ中継が流れた。

韓国の地上波テレビ3局は14日、「北朝鮮が生中継のための国際放送信号の送出について回答していないため、15日午後5時30分に始まる2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の平壌アウエーの放送を編成しないことにした」と発表した。

地上波3局は、朝鮮人民民主主義人民共和国サッカー協会が中継権契約を一任した日本の代理人と14日まで北朝鮮を説得したが、収穫はなかった。北朝鮮は当初、放映権料として通常の金額の2倍に当たる150万ドル(約17億7600万ウォン)を要求した。サッカー界の関係者は、「北朝鮮が中継映像を提供しなくなっても放映権料を返さない方針を伝えた。これに地上波3局が難色を示し、結局テレビ中継は挫折した」と明らかにした。

統一部は、韓国報道陣の訪朝と生中継が挫折したことについて、「開城(ケソン)連絡事務所を通じて文書を送るなど北朝鮮に対して多角的にメディアの受け入れを要求したが、北朝鮮から最後まで回答がなかった」と説明した。

北朝鮮は、自国で開催される試合を生中継する例は極めて珍しい。2017年に北朝鮮で行われた韓国対北朝鮮の女子サッカーアジアカップ予選(1-1)は収録で北朝鮮国内で放映された。当時、韓国のテレビ局は放映権料交渉に臨まなかった。


李沅柱 takeoff@donga.com · 鄭允喆 trigger@donga.com