朝鮮民画と現代美術のポップアートの結合を試みた英国作家スティーブン・ウィルソン（４１）が先月２８日（現地時間）、フランス・パリのルブリストルホテルで、韓国人デザイナーのヤン・ヘイル氏とのコラボ作品を披露した。二人のコラボレーションは、ヤン・デザイナーの服にウィルソン作家が民画を研究して得た模様を入れる方法で行われた。ウィルソン氏は、美術、タイポグラフィ、グラフィックなど様々なジャンルを行き来しながら、独創的なポップアート作品を作って世界的な名声を得ている。
ファッションショーを終えた後、ホテルでインタビューに応じたウィルソン氏は、「民画の中で、特に『虎図』が好きだ」と話し始めた。さらに、「初めて虎が描かれた民画を見たとき、単純でありながら非常に美しく、ユニークだと感じた。すぐにこれを作品に応用しなければと思った」と話した。同日彼は、ヤン氏の華やかなドレスに、ポップアートとして再解釈したカラフルな虎の文様を入れて、フランスの観客たちから好評を得た。
彼は、虎図をはじめ、花卉図、牡丹図、漁樂図など、韓国民画が最近西洋作家たちにかなりのインスピレーションを呼び起こしていると強調した。特に物の異なる側面を分けたように、複数の視点から描く民画の制作方法は、現代美術の巨匠パブロ・ピカソの「キュビスム（Ｃｕｂｉｓｍ）」とも同様の側面が多い。ウィルソン作家は、「団扇など民画の中の形状や模様も非常に印象的だ。これをきちんと再解釈するために集中した」と語った。
韓国を数回訪問したウィルソン作家は、Ｋ-ＰＯＰなどの韓流ブームの原因を韓国人特有のエネルギーから求めた。彼は、「仕事のために韓国を訪れるたびに、韓国人ならではの情熱と速い仕事の処理に驚く。韓国文化が世界各国で高い評価を受けるのは不思議ではない」と語った。
金潤鍾 zozo@donga.com
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