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先端映像技術と3Dホログラムで「千年の古都」が蘇る

先端映像技術と3Dホログラムで「千年の古都」が蘇る

Posted September. 26, 2019 08:39,   

Updated September. 26, 2019 08:40

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慶州(キョンジュ)世界文化エキスポが来月11日、慶州市千軍洞(チョングンドン)の普門(ポムン)観光団地のエキスポ公園で開幕する。今年は、「文化で開く未来の道」をテーマに展示や体験、公演、映像の4つの分野の豊かな歴史文化プログラムを披露する予定だ。行事は11月24日まで続く。

特に最先端の映像技術と3次元(3D)ホログラムを組み合わせた千年古都新羅の昔の姿を確認できる。華やかで隆盛した1300年前の元王京は「光」でよみがえる。手に取るような立体映像で誕生したソラボルの物語は、現在の慶州を神話と伝説で彩る。

慶州タワー(高さ82メートル)は、完成から13年ぶりに改装によって新たに変わる。皇龍寺(ファンリョンジ)9層塔を透かし彫りで形象化した慶州タワーは、普門団地の象徴である。頂上には「新羅千年未来千年」の展示館が入る。東西南北の四方が全面ガラスで、30分ごとにスクリーンが降りてきて、立体映像が繰り広げられる。観覧客は、王のようにソラボルを歩くような楽しさと感動を味わえる。展示室(高さ65メートル)は、「カフェ善徳(ソンドク)」に変身する。慶州最高の高さから秋の光に浸ることができる。

展示館「天馬の宮殿」は、「華麗なる光の新羅」をテーマに、タイムレスメディアアートを披露する。瞻星台(チョムソンデ)と金管、石窟庵(ソクグルアム)、聖徳(ソンドク)大王神鐘など、ユネスコ世界遺産が先端技術でよみがえる。慶州タワーの裏側のギャラリーの森で繰り広げられる「ルミナナイトワーク」も注目を集めている。現在盛んに造成されている裸足で歩くトゥレ道(遊歩道)で、新羅の神話と伝説を体験するコースだ。約2キロの区間を1時間ほど歩きながら、自然と公演を鑑賞したり、足浴をしながらヒーリングできる。光で飾る夜のコースが人気を得るものと見られる。

慶州エキスポの最高のコンテンツであるフライングは、3Dホログラムを組み合わせて全く別の公演に変身する。新体操と体操選手出身の俳優たちが作るフライングは、台詞なしの迫力あふれるアクションを休むことなく展開し、なかなか目を離せない。今年は、ロボットアームが俳優を吊り下げて、上下左右、前後、360度回転までさせる。舞台上だけを飛んでいたワイヤー装置の領域を、客席にまで拡大させて、観客は公演に没入することができる。

慶州のホットプレイスである率居(ソルゴ)美術館は、「文化で開く未来の道」展を準備する。韓国画壇の巨匠朴大成(パク・デソン)画伯と慶北出身の有名作家4人が飾る。展示期間中に作家との出会いと芸術人文科学特別講義も用意する。

今年は正門に総合案内センターを設置して、観覧客の利便性を高める。無人発券と文字を音声に変換する案内システムを導入する。会場を循環運行する電気自動車「天馬」も運営する予定だ。

営業時間は午前10時から午後7時までで、入場券は大人基準で1万2000ウォンとなっている。行事の詳細内容と入場券の予約買いは、ホームページでできる。

財団法人文化エキスポの理事長である李喆雨(イ・チョルウ)慶尚北道(キョンサンブクド)知事は、「慶州エキスポは、韓国歴史のルーツである新羅と慶州の歴史に最先端技術を融合して、新たな文化価値を創出するだろう」と述べた。


張泳勳 jang@donga.com