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来月のノーベル賞発表を意識? トランプ氏「私は平和賞を受けるに値する」

来月のノーベル賞発表を意識? トランプ氏「私は平和賞を受けるに値する」

Posted September. 25, 2019 08:27,   

Updated September. 25, 2019 08:27

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ノーベル平和賞への愛着を何度も表わしたトランプ米大統領が23日、「もしも(選考が)公平だったなら受容していただろうが、そうならなかった」と主張した。オバマ前大統領の2009年のノーベル平和賞受賞も取り上げた。今年のノーベル平和賞は来月11日に発表される。

米紙ワシントン・ポストなどによると、トランプ氏は同日、ニューヨーク国連総会でパキスタンのカーン首相との会談前に記者会見を行った。取材陣が「カシミールをめぐるインドとパキスタンの領土紛争に介入する意向はあるか」と質問すると、トランプ氏は「私は非常に立派な仲裁者だ」とし、「仲裁する準備ができている。意思も能力もある」と答えた。これに対して、あるパキスタン記者が、「カシミール紛争を解決すれば、確実なノーベル賞候補だ」というと、トランプ氏は、「私は多くの部分でノーベル賞をもらうに値する。しかし、ノーベル賞委員会は非常に不公平だ」と話した。カシミールは人口の大多数がイスラム教徒だが、インド領土に編入されており、世界の主な紛争地域に挙げられる。

トランプ氏は、オバマ氏が就任9ヵ月でノーベル平和賞を受賞したことを取り上げ、「オバマ氏は大統領に就任するやいなや賞を受け取った。彼は自分がなぜもらったのかも分からなかった。彼と私が唯一同じ点だ」と指摘した。オバマ氏は09年10月、核軍縮の努力などの功労でノーベル平和賞を受賞した。

トランプ氏はこれまで、米朝首脳会談など韓半島平和定着の努力などで自身がノーベル賞を受賞する資格があると、数回に渡って主張した。トランプ氏は昨年4月、ある集会で支持者が「ノーベル」を叫ぶと、「すばらしい。ありがとう」と挨拶した。今年2月のベトナム・ハノイでの2回目の米朝首脳会談の前に、安倍晋三首相が自分をノーベル賞候補に推薦したことを公開した。大統領の最側近、ケリーアン・コンウェイ大統領顧問も6月末、米朝首脳の板門店(パンムンジョム)での突然の会談後、「大統領がノーベル平和賞への道を歩んでいる」と主張した。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com