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文化と生態島に生まれ変わったノドゥル島

文化と生態島に生まれ変わったノドゥル島

Posted September. 19, 2019 08:21,   

Updated September. 19, 2019 08:21

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長期間放置していた漢江(ハンガン)ノドゥル島に、大衆音楽の公演会場が建設され、生態の森も造成された。ノドゥル島は、ソウル銅雀区(トンジャクク)と龍山区(ヨンサング)をつなぐ漢江橋の中央に位置する島だ。ソウル市は、583億ウォンをかけて2017年10月から建設を開始したノドゥル島複合文化空間が28日、正式オープンすると発表した。オープンを十日後に控えた18日、ノドゥル島の内部をマスコミに事前公開した。

ノドゥル島の西側に建設された複合文化空間は、延べ面積が9747平方メートルで、最大高が3階建ての建築物として作られた。複合文化空間は、大衆音楽公演会場のライブハウスや図書館のノドゥル書架、飲食文化空間のエンテーブル、植物工房の植物図の4つの施設で構成されている。ライブハウスは456席建ての会場で、コンサートに最適化された音響設備とリハーサルスタジオなども備えている。同クラスの他の会場に比べてステージが広く取られている。

図書館と本屋の機能を同時に持つノドゥル書架は、季節ごとに15の独立書店と出版社が直接選んだ本が披露される。エンテーブルでは有名なシェフ、文化界の有名人などが参加する食事イベントが毎月行われる。植物図では、参加型植物栽培プログラムが用意される。このほか、自転車カフェ、レストラン、コンビニエンスストアなど34件の店が入居した。複合文化空間の西側には約3000平方メートルの芝生「ノドゥルマダン」が設けられた。ここでは、普段マットを敷いたり、リラックスしたりする空間として活用されるが、3000人まで収容する野外公演場に変わることもある。

ノドゥル島の東側には、10月に多目的ホールがオープンする。多目的ホールには、大型ホールや講義室などが入る。複合文化空間と多目的ホールを除いた島の残りの部分は、ジムグリガエルが生息できる自然生態地域として造成された。

ノドゥル島に行くためには市内バス、水上タクシーなどの公共交通機関や徒歩を利用しなければならない。現在、14のバス路線が一日に2000便近く運行しており、バス停で降りれば、すぐに複合文化空間に繋がる。ソウル市は、漢江大橋に別の歩行専用橋を新設する「百年橋事業」も進めている。

ノドゥル島は、漢江に橋を建設する過程で砂浜の上に堤防を築いて作られた人工島だ。1960年代まで、ここで水遊びを楽しんだ。2000年代に入って、オペラハウス、漢江芸術島造成などが推進されたが、莫大な事業費などのために失敗した。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は、「ノドゥル島が、成長する音楽家たちの特化した空間になるだろう」と述べた。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com