Go to contents

孫興民が2ゴールで完勝をけん引、今季初得点

孫興民が2ゴールで完勝をけん引、今季初得点

Posted September. 16, 2019 08:39,   

Updated September. 16, 2019 08:39

한국어

サッカーファンにとっては、この上ない秋夕(チュソク=旧暦8月15日の節句)連休のプレゼントだった。トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=27)が2ゴールで今季初得点を挙げた。

孫興民は14日(現地時間)、英国ロンドンの本拠トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたイングランド・プレミアリーグ(EPL)の2019~2010シーズン第5節クリスタルパレス戦で2ゴールを記録した。

孫興民の今季初ゴールは試合開始10分に出た。0-0の場面でチームメイトのDFトビー・アルデルヴェイレルトがハーフラインの下から出したパスを枠内に駆け込んでいた孫興民が絶妙に体でトラップした後、相手DFを交わしては左足でゴール右に蹴り込んだ。2-0でリードした前半23分には感覚的なボレーシュートを決めた。右ウィングバックのセルジュ・オーリエがゴール前にいた孫興民を狙ってあげた的確なクロスを孫興民が左足で見事に決めた。

孫興民は、自らの得点以外にもチームの4得点全てに関わった。前半21分、オーリエが決めたゴールも孫興民が中央から前線の右に出した絶妙な縦パスから始まった。オーリエのシュートは相手DFに当たりコースを変えてゴールに入り、クリスタルパレスのオウンゴールとなった。前半41分にも孫興民が中盤から右に出したボールがハリー・ケインを経てエリク・ラメラの得点につながった。孫興民のワンマンショーでトッテナムは4-0の大勝を収めた。

孫興民は今年4月18日、2018~2019シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティとの準々決勝第2戦で2ゴールを決めたから、昨日までに出場した所属クラブの試合と代表戦12試合でゴールがなかった。しかし、開幕3試合目で圧巻の得点力を発揮し、健在ぶりをアピールした。これで孫興民は、車範根(チャ・ボムグン)氏が保持している欧州リーグでの韓国人得点記録(121ゴール)に3ゴール差まで迫った。2010年、ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビューした孫興民は、ブンデスリーガで49得点を、EPLで69得点を挙げ、通算118得点をマークしている。

孫興民は、試合終了後に全ての得点についてはチームメイトに花を持たせた。孫興民は「1点目からアルデルヴェイレルトのパスが凄く良かったので得点に成功することができた。2点目も、やっぱりオーリエのクロスが素晴らしかった」と話した。昨季の欧州CL決勝リバプール戦で惜しくも敗北を喫した孫興民は、「CLが待ち遠しい。私たちは戦う準備ができている」と自信を示した。

自身の異名「ソンセーショーナル」のようにセンセーショナルな活躍をした孫興民について、地元メディアと海外メディアも絶賛した。英BBCは、トッテナムの勝利を伝えながら「電光石火のような攻撃を披露した孫興民の輝くプレーのお陰でホットスターは前半に全てのゴールを叩き込んだ」と報じた。英スカイスポーツも、孫興民を試合MVPに選定し、10点満点の9点を与えた。この試合で9点は孫興民だけだった。孫興民は、EPLのホームページでファンを対象に行ったMVP投票でも80%を超える圧倒的な支持で1位になった。


李沅柱 takeoff@donga.com