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ドジャースが西地区7連覇、柳賢振と共にした7年

ドジャースが西地区7連覇、柳賢振と共にした7年

Posted September. 12, 2019 08:25,   

Updated September. 12, 2019 08:25

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「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、写真)が所属するロサンゼルス・ドジャースが7年連続でナショナルリーグ西地区を制した。メジャーリーグの全30チームのうち最速でポストシーズン進出も決めた。

ドジャースは11日、メリーランド州ボルチモアにあるカムデン・ヤーズで行われたボルチモア・オリオール戦で先発ウォーカー・ビュラーの7回無失点好投とコーリー・シーガーの2打席連続本塁打などに支えられ7-3で勝利した。94勝52敗(勝率0.644)としたドジャースは、2位アリゾナ・ダイヤモンドバックス(75勝70敗)を18.5ゲーム差で引き離し、いち早く地区優勝を決めた。ドジャースは4月18日に地区首位に立って以来、一度も首位の座を奪われなかった。7年以上連続の地区優勝はアトランタ・ブレーブス(14年連続、1991~2005年)、ニューヨーク・ヤンキース(9年連続、1998~2006年)に次いでメジャーリーグ史上3番目に長い連覇記録だ。

昨年はレギュラーシーズン最終戦まで地区優勝が決まらなかった。レギュラーシーズン162試合でコロラド・ロッキーズと同率になったドジャースは10月2日に行われた163戦目となるタイブレークでコロラドを破り、辛うじて優勝を決めた。だが今年はわずか146戦目で優勝を決めた。ワイルドカード決定戦導入以来最速の地区優勝だ。球団の通算18度目の地区優勝でもある。

折しもドジャースの地区連覇が始まった2013年は柳賢振が入団した年でもある。KBOリーグのハンファで一度も優勝を経験したことがなかった柳賢振は、ドジャースのブルーのユニフォームを着てから毎年優勝の喜びを満喫している。柳賢振は、この日も試合後に、アウェーチームのロッカールームで開かれた優勝祝いパーティーでチームメイトたちとシャンパン洗礼を交わした。2016年にドジャース監督に就任したデーブ・ロバーツ監督もメジャーリーグ史上初めて4季連続の地区優勝を果たした監督になった。

しかしドジャースの「秋の野球」は今始まったばかりだ。メジャーリーグ最高の人気チームになったドジャースの目標はワールドシリーズ(WS)優勝だ。この日もロバーツ監督と選手たちは「OCTOBER REIGN(10月を支配せよ)」と書かれた優勝記念シャツを着てセレモニーをした。

ドジャースは昨年まで2年連続でWSに進出したが、最後に跪いた。2017年は第7戦まで持ち込んだ激闘の末、ヒューストン・アストロズに3勝4敗で敗れており、昨年はボストン・レッドソックスに1勝4敗の完敗を喫した。

1988年以降31年ぶりのWS制覇を目指すドジャースは、柳賢振の復活が何よりも切実だ。前半戦にメジャーリーグ最高の投手として活躍した柳賢振は、直近の4試合で不調が続き、一度はローテーションを飛ばしている。11日はブルペン投球をしながらコンディションを点検した。柳賢振は、昨年のWS第2戦に韓国人投手では初めて先発登板し4回3分の2を投げ4失点し敗戦投手になった。


李憲宰 uni@donga.com