Go to contents

ポンペオ米国務長官、「北朝鮮、核放棄すれば安全を保証」

ポンペオ米国務長官、「北朝鮮、核放棄すれば安全を保証」

Posted September. 09, 2019 08:39,   

Updated September. 09, 2019 08:39

한국어

ポンペオ米国務長官は6日(現地時間)、「北朝鮮の核保有は彼らが望む安全を提供しない」とし、非核化への進展に向けて米朝実務協議に臨むことを呼びかけた。主権国が持つ自国防衛権についても触れ、「北朝鮮が核を放棄すれば、彼らが望む安全を保証する」と強調した。

ポンペオ氏は同日、KCMOなどミズーリ州およびカンザス州のラジオ放送局とのインタビューで、北朝鮮関連の質問を受け、「北朝鮮に安全を保証するのは核兵器ではなく、米国および世界と非核化について合意すること」とし、このように話した。また、ポンペオ氏は、「すべての国は自国を防衛する主権を持つ」と自衛権に触れ、北朝鮮が非核化すれば、体制の安全を約束するという米側の立場を強調した。

また、トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が3度会ったことを想起させ、「正恩氏が約束をしたので、重要だ。正恩氏は非核化を、米国は北朝鮮住民の明るい未来を約束した」と説明した。「正恩氏と彼のチームが昨夏シンガポールでした約束を履行することを心から望む」と再度呼びかけた。

同日、米紙ワシントン・ポストによると、国務省は今月中旬に開かれる国連総会で、北朝鮮に圧力をかける新たな措置を秤にかけている。北朝鮮が、実務協議のカウンターパートすら教えず、協議を先延ばしている状況で、国連総会という大規模な国際舞台を活用して、北朝鮮への圧力を強める狙いのようだ。

米上院の民主党重鎮議員は5日、トランプ氏に、国連総会で北朝鮮のミサイル発射が国連安全保障理事会決議違反であることを確認し、措置を要請することを求める内容の書簡を送った。チャック・シューマー民主党院内代表とロバート・メネンデス外交委幹事ら8人は、書簡で、「北朝鮮の弾道ミサイル実験は米国を直接的には脅かさないが、同盟国である韓国と日本には明白な脅威」と強調した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com