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韓国の自制要請にも…米「GSOMIA失望」

韓国の自制要請にも…米「GSOMIA失望」

Posted August. 30, 2019 09:56,   

Updated August. 30, 2019 09:56

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米国は28日(現地時間)、韓国政府の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄に対する批判自制の要請にもかかわらず、「遺憾」の立場を繰り返し明らかにした。

エスパー米国防長官は同日、国防総省庁舎でダンフォード統合参謀議長と就任後初の共同記者会見を行い、GSOMIA破棄の決定と関連して、「これに関与した韓日双方に非常に失望している」と明らかにした。ダンフォード氏も、「エスパー長官の失望に共感する」とし、「(GSOMIA破棄は)韓日関係の後退」と指摘した。日本の輸出規制措置で韓日の対立が激しくなる中、米高官が日本に対する失望感も表明したのは初めて。また、米国務省は、韓国政府が米国のハリス駐韓大使を呼んで米国側のGSOMIAをめぐる不満発言を自制するよう要請したことについてメディアが質問すると、具体的な返事は避けつつ、「米国は文在寅(ムン・ジェイン)政府がGSOMIAを延長しなかったことに強い懸念と失望を表明する」と述べ、既存の立場を確認した。

これに対して大統領府関係者は29日、GSOMIA破棄に対する米国の相次ぐ不満表出に、「(米国が)同盟関係であり友好を増進させなければならないとしても、大韓民国の国益の前にいかなることも優先視できない」と強調した。ただし大統領府は、「(韓米同盟に関する)憂慮に対しては、今後意見を交換し、(米国の)理解を求め、実質的に2国間の安全保障、経済、外交などあらゆる分野での意思疎通に隙がないよう最善を尽くす」と述べた。


ワシントン=キム・ジョンアン特派員 パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com