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ロシアのミサイル実験場爆発、死亡した5人中2人は放射能被ばくが死因か

ロシアのミサイル実験場爆発、死亡した5人中2人は放射能被ばくが死因か

Posted August. 23, 2019 09:30,   

Updated August. 23, 2019 09:30

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8日、ロシア北西部の港町セベロドビンスク近郊の海軍ミサイル実験場で起きた爆発事故で死亡した5人のうち2人の死因が放射能という疑いが提起された。当局が否定しているにもかかわらず、今回の事態が「第2のチェルノブイリ」になるのではないかという懸念が強まっている。

21日、現地の独立メディア、ノーヴァヤ・ガゼータなどによると、被害者を治療した匿名の医療スタッフは、死亡した2人が放射能に被ばくした時に現れる症状があったと主張した。爆発による外傷で死亡した他の3人の死因と違ったと伝えた。

多量の放射能に露出した場合、嘔吐や赤血球の減少、内出血など放射能被ばくの症状が現れる。医療スタッフは、「被害者2人の体内に蓄積された放射能の量が非常に多く、時間が経つほど被ばくの症状が悪化した」と疑いを提起した。彼らの遺体がロシア放射能核医学分野の核心機関であるモスクワ連邦医学センターに移送されたのも、このような疑いを強めている。

プーチン大統領は19日、「事故地域にはいかなる危険も放射能の増加もない」と主張した。セルゲイ・リャブコフ外務次官も、「欧米の根拠もなく疑惑を膨らませている」と述べた。しかし、事故地域の放射能観測施設が13日からデータの伝送を停止していることが明らかになり、当局の隠蔽疑惑が強まっている。

 

プーチン氏は、中距離核戦力(INF)全廃条約から脱退した米国が、ルーマニアやポーランドなど東欧に中距離巡航ミサイルを配備する可能性があり、ロシアに脅威になっていると批判した。プーチン氏は21日、「米国が欧州などに実際に中・短距離ミサイルを配備すれば、相応の措置をとる」と警告した。2日にINFを脱退した米国は18日、カリフォルニア州サンニコラス島で中距離巡航ミサイル実験を行った。ロシアと中国はこれに強く反発している。


金潤鍾 zozo@donga.com