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東京五輪・パラリンピックのテスト大会、水質悪化で水泳中止

東京五輪・パラリンピックのテスト大会、水質悪化で水泳中止

Posted August. 19, 2019 10:11,   

Updated August. 19, 2019 10:11

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来年7月24日から8月9日まで開かれる東京五輪を控えて、日本のオリンピック準備委員会に暗雲が立ち込めた。パラトライアスロンの水泳が行われる予定の東京お台場海浜の水質が「不適合」判定を受けたからだ。

共同通信などが17日配信したところによると、パラトライアスロンのワールドカップ実行委員会は同日、お台場の海浜で開催される予定だったパラトライアスロンのワールドカップ競技のうち水泳を、水質悪化を理由に中止を決定したという。今大会は、東京五輪・パラリンピックのテスト大会として開催された。主催側は同日の水質検査で、大腸菌の数値が国際トライアスロン連合(ITU)が定める基準値の2倍を超えると、競技中止を決定した。水泳と自転車、ランニングの3種目で順位を争うトライアスロンは、「鉄人のための運動」と呼ばれる。パラトライアスロンは、障がい者が出場するトライアスロン競技だ。

来年の東京五輪とパラリンピックのトライアスロン競技もお台場の海浜で行われる予定だ。会場選定する当時から水質問題への懸念が提起された。11日に行われたオープンウォーター

スイムに出場した多くの選手が「酷い臭いがする」「水が酷く濁っていて自分の手も見えない」と抗議した。

日本トライアスロン連合の大塚真一郎専務理事は、東京新聞の取材に対して「台風による雨や海流など(水質に影響を与える)条件がいくつも重なって(汚染度が)予想範囲を超えて。今から対策を積み重ねていく」と話した。しかし、約11ヵ月で目に見える成果を挙げることができるのかには疑問の声が絶えない。


東京=キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com