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ロシア沿海州に抗日独立運動の「大御所」崔在亨先生の記念碑を建立

ロシア沿海州に抗日独立運動の「大御所」崔在亨先生の記念碑を建立

Posted August. 13, 2019 10:27,   

Updated August. 13, 2019 10:27

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日本植民地時代にロシアの沿海州で抗日独立運動を主導した「ペチカ」崔在亨(チェ・ジェヒョン=1860~1920・写真)の記念碑が、光復(日本植民地からの独立)74周年を控えて、現地に建てられた。

崔在亨殉国100周年追悼委員会は12日(現地時間)、ロシア・ウスリースクで崔在亨の抗日独立運動を記念する石碑と胸像の除幕式を行った。彼の古宅を改装した崔在亨記念館の境内に建てられたこの記念碑は、彼が生前に独立を熱望した韓半島国土の形の石碑で作られた。2.5メートルの高さの石碑には、太極旗のモチーフも刻まれた。石碑の前面の右側には、「愛国の魂、民族の星崔在亨」という文言が入っている。石碑の片方には、崔在亨の胸像も一緒に建てられた。費用は国家報勲処と韓民族平和分かち合い財団、崔在亨記念事業会が支援した。

雨の降る中で行われた除幕式には、崔在亨殉国100周年追悼委員会の共同代表ソ・ガンソク韓民族平和分かち合い財団理事長、安敏錫(アン・ミンソク)国会文化体育観光委員長、ムン・ヨンスク崔在亨記念事業会理事長、崔在亨の孫でロシア独立有功者協会のチェ・バレンティン会長など約100人が出席した。皮宇鎭(ピ・ウジン)国報勲処長は祝辞で、「日帝植民地時代の寒い祖国の現実に暖かさを伝えてくださった崔在亨先生を、私たちは『ペチカ(暖炉という意)』の愛称で記憶している」とし、「今日除幕する記念碑の碑文のように、崔在亨先生は『愛国の魂、民族の星』として末永く我々のそばにおられるだろう」と述べた。

ソ・ガンソク理事長は祝辞で、「今日追悼碑を建てることにより、崔在亨先生の愛国愛族精神が民族の荒野に純白の花として咲き、星のように輝くことを祈る」と語った。

除幕式には、崔在亨先生の追悼曲「自由のアリア」をテノールのパク・ジュオク教授が歌い、昌原が(チャンウォン)国楽管弦楽団とヴァイオリニストのニルパル・ムヒディーノバーさんの演奏と献花続いた。

沿海州独立運動の大御所と呼ばれる崔在亨は、1920年に日本軍に逮捕され、殉国するまで抗日独立運動と韓国人同胞支援に献身的に活動した。1860年、咸鏡北道慶源(ハムギョンブクド・キョンウォン)で奴婢の息子として生まれた先生は、沿海州に移住して軍納事業で富を築いた。彼は全財産を抗日独立運動と韓国人同胞支援に注ぎ込んで、彼にはロシア語でストーブを意味する「ペチカ」の愛称が付いた。

沿海州で韓国人社会の代表指導者として学校を建てて人材養成に乗り出し、 大東共報社とテヤンボ、勧業新聞を作って民族の独立精神を鼓吹した。義兵部隊である「同議会」を組織して、安重根(アン・ジュングン)義士のハルビン義挙を支援し、大韓国民議会外交部長と大韓民国臨時政府の初代財務総長に任命された。1920年4月、ウラジオストクに上陸した日本軍による新韓村(シンハンチョン)惨事の時、沿海州で逮捕され、銃殺されて殉国し、まだ彼の体と墓地は見つかっていない。政府は1962年、大韓民国建国勲章独立章(3級)を追叙した。


田承勳 raphy@donga.com