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トランプ氏、「韓米演習はばかげていて費用がかかる」

トランプ氏、「韓米演習はばかげていて費用がかかる」

Posted August. 12, 2019 08:47,   

Updated August. 12, 2019 08:47

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トランプ米大統領が10日(現地時間)、韓米合同軍事演習について「ばかげていて費用がかかる」と明らかにした。北朝鮮が短距離弾道ミサイルと推定される2発の飛翔体を発射して15時間後の言及であり、安全保障に直結する同盟問題を費用の観点で接近したのだ。

9日、ニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプ・ナショナル・ゴルフクラブで10日間の休暇に入ったトランプ氏は、ツイッターで、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が8日に送った3枚にわたる書簡について再び言及した。トランプ氏は「(正恩氏の書簡の)多くは莫大な費用がかかる(韓米合同軍事)演習に対する不満だった。短距離ミサイル実験について少し謝罪し、(合同軍事)演習が終了すれば終わる考えだ」と強調した。

さらにトランプ氏は、「そう遠くない将来に正恩氏に会うのを楽しみにしている。核のない北朝鮮は世界で最も成功的な国家の一つになるだろう」とも書いた。トランプ氏が2日間続けて正恩氏の書簡に言及したことで、膠着状態に陥った北朝鮮の非核化実務協議が11~20日まで行われる韓米合同指揮所演習の後、今月下旬に再開されるという観測も流れている。

トランプ氏が韓米合同軍事演習の費用問題を取り上げると、米主要メディアは、「北朝鮮の側についている」と批判し、懸念を示した。米紙ワシントン・ポストは10日、「大統領が再び米軍と同盟国に反して北朝鮮の肩を持っているようにみえる」とし、「本人自ら韓米合同軍事演習が戦闘態勢の維持に必要と明らかにしながら、演習は価値がないという(北朝鮮の)主張に対して反論しなかった」と指摘した。


朴湧 parky@donga.com