いよいよ羽ばたく瞬間が訪れた。「ソンセーショナル」孫興民（ソン・フンミン＝２７）が新しい歴史の新たな一ページを刻む準備をしている。
プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーの中核選手に位置付けられている孫興民は１０日開幕する２０１９～２０２０プレミアリーグで韓国人の欧州リーグ最多得点記録に挑戦する。
孫興民は、これまで欧州舞台で計１１６得点を挙げた。６点を追加すれば、車範根（チャ・ボムグン）氏の保有する韓国人欧州リーグ得点記録（１２１ゴール）を超える。この３シーズンで平均１９得点を挙げていることを考えると、記録は無難に達成できるとみられる。ただ、どれだけ早く達成できるかが関心だ。
孫興民は昨季終盤に受けた退場処分で、今季序盤の２試合を欠場する。孫興民の今季プレミアリーグの初出場は２６日に行われるトッテナムのリーグ戦第３戦、ニューカッスルになる見通した。孫興民とともにニューカッスル所属の奇誠庸（キ・ソンヨン）が出場する場合、韓国人プレミアリーガー同士の対決が実現する。
孫興民は今季もチームの前線でプレーするＦＷハリー・ケインをサポートしながら２列目のサイド攻撃に関わるか、ケインと交互に前線にストライカーを務めると予想される。トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、リーグ開幕を控えて最近開かれたインターナショナル・チャンピオンズカップ（ＩＣＣ）２０１９で孫興民をケインと交互に交代で起用した。孫興民は昨季にもケインが負傷で欠場した時、前線のストライカーとして活躍した。
孫興民は昨季の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）で強豪マンチェスター・シティを撃破して４強進出を果たす番狂わせを先頭でけん引した。過去よりチーム内の地位は一段と上がった。このため、孫興民には、さらに大きな役割と機会が与えられそうだ。昨季より大きな役割が期待される。
プレミアリーグでは今季も超豪華メンバーを擁しているマンＣの優勢が予想される。マンＣはマンチェスター・ユナイテッド以降１１年ぶりにリーグ３連覇に挑む。すでに今の選手団のために１兆ウォン以上を使っているマンＣは、今年もスペインリーグ、アトレティコ・マドリーのＭＦロドリを約９２９億ウォンで獲得し、中盤を補強した。英国ＢＢＣは、今季のマンＣが１位、リバプールが２位、トッテナムが３位になるだろうと予測した。
フランス１部リーグ・アンも１０日開幕する。孫興民の代表チームの相棒、黄義助（ファン・ウィジョ）がＦＣジロンダン・ボルドーでストライカーとして出場する。昨年、日本Ｊリーグのガンバ大阪で３４試合に出場し２１得点を挙げた破壊力を発揮できるのが関心だ。ボルドーは１１日、アンジェＳＣＯと開幕戦を行う。
１７日にはスペインのリーガ・エスパニョーラとドイツのブンデスリーガが開幕する。ラ・リーガではリオネル・メッシが所属するバルセロナがリーグ３連覇を目指す中、「シュットリ」李康仁（イ・ガンイン＝１８、バレンシアＣＦ）の活躍に注目が集まる。李康仁にとっては、安定した出場機会を掴み、トップチームで経験を積むことが課題となっている。ブンデスリーガではフライブルクに所属する権昶勳（クォン・チャンフン）と鄭又栄（チョン・ウヨン）の活躍にも注目が集まる。
２４日に開幕するイタリアのセリエＡでは、李承佑（イ・スンウ＝エラス・ヴェローナＦＣ）と白昇浩（ペク・スンホ＝ジローナＦＣ）が主力争いを勝ち抜くことができるのかも関心だ。
李元洪 bluesky@donga.com
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