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こんな時期も…日本女性歌手のK-POPラッシュ

こんな時期も…日本女性歌手のK-POPラッシュ

Posted August. 06, 2019 09:57,   

Updated August. 06, 2019 09:57

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韓日関係が急激に冷え込んでいる中、日本歌手の韓国市場へのデビューと活動が続いている。特に女性歌手たちが相次いで挑戦状を叩きつけている。

日本人歌手ルアンは先月31日、デビューシングル「BEEP BEEP」を出して韓国活動を開始した。韓国語と日本語版を両国に一緒にリリースした。かつて日本の有名芸能事務所「トイズファクトリー」に身を置いて活動したシンガーソングライターだ。その間、防弾少年団、ブラックピンク、トゥワイスのようなK-POPをカバーして歌って人気を集めた。

これに先立って、2月に韓国国内でデビューしたユキカも、先月新曲「好きです」をリリースして活動を再開した。ユキカは、韓日合弁ドラマ「アイドルマスター。KR-夢をDream」で、劇中のグループ「リアルガールプロジェクト」のメンバーで顔を知らせた。日本でモデルと声優として活動した経歴がある。

LOVELYZが属する中堅芸能事務所ウリムエンターテイメントは、新人ガールズグループ「ロケットパンチ」を7日公開する。先月末、最後のメンバーとして日本人高橋朱里の合流事実を伝わり、話題となった。女性グループ「ハニーポップコーン」も先月、韓国市場に新しいアルバムを出した。メンバー5人は全員日本人だ。

歌謡界では、日本人メンバーのあるトゥワイス、アイズワンが韓日両国で最近人気を集めたことが、日本人女性歌手のデビューブームを導いたとみている。世界市場を揺さぶるK-POPに憧れる日本の歌手が大幅に増えたうえ、昨年エムネットで放送された「プロデュース48」で韓日芸能事務所間の交流と日本歌手の韓国行に拍車がかかっているのが現状だ。

日本人歌手のK-POP進出を支援する企画者らは、両国関係の余波が当分の間、大衆文化にまで影響を大きく及ぼさないと予想しながらも、状況を綿密に注視しながら緊張している。ルアンの国内マネジメントを支援するスポットライトのキム・ミンソク代表は、「今年初めから企画して発売日を早めに決めておいたうえ、夏を狙った歌なので予定通り発表した。ルアンは韓国芸能番組を見て韓国語を独学し、韓国歌手の音楽を聴きながら育ち、ついに韓国スタッフらと作業した曲で夢のようなデビューを果たした。16歳の子供歌手の音楽自体を見守ってほしい」と話した。

ただ、広報と活動は容易でないのが現状だ。ユキカの所属事務所であるエスティメイトのイ・テヒョン取締役は、「新しいシングルを出す頃に事態が起きたので誤解を招くことを恐れて、活動を自粛している。ユキカは韓国が大好きで活動意志も強い。長期的な活動を念頭に置いて代替的方法を探している」と話した。ハニーポップコーン側の関係者は、「メンバーたちは先月初め、新しいアルバム発売のショーケースとファンミーティングぐらいをこなした後、日本に戻った。今後の活動計画はまだ決まっていない」と伝えた。

歌手兼プロデューサーの尹鍾信(ユン・ジョンシン)は先月、日本の歌手竹内美宥と作業した音源を発売しようとしたが延期したと、5日明らかにした。彼はこの日、インスタグラムに、「日本安倍政府と右翼の妄言が出始めており、事態は急速に悪化し、月間尹鍾信(月刊シングル発売プロジェクト)は、多く悩んだ末、この曲のリリースを最後に延期し、後日を約束することになった」と書いた。竹内美宥は、日本の人気アイドルグループ「AKB48」出身で、「プロデュース48」に出演後、尹鍾信が率いるプロダクション・ミスティックストーリーでデビューを準備してきた。

ウェブマガジン・アイドルロッジのミ・ミョ編集長は、「日本の女性アイドルは愛嬌に溢れ可愛いイメージがあるので、男性アイドルに比べて韓国市場によく定着してきた。しかし、不買運動などの反日感情がどこまで流れるか予測するのは難しい。国際情勢が文化にまで影響を及ぼすことは、懸念される」と語った。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com