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THAADを初めて明示した中国の防衛白書

THAADを初めて明示した中国の防衛白書

Posted July. 25, 2019 07:34,   

Updated July. 25, 2019 07:34

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中国国防省が24日(現地時間)に発表した「2019国防白書」で、「高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)」を取り上げ、韓米両国を非難した。白書は、「米国が韓国にTHAADを配備し、アジア太平洋地域の戦略的均衡と安全保障の利益をひどく傷つけた」と主張した。

中国国防省は同日、「新時代の中国国防」と題する約90頁の白書を公開した。中国は1988年に初めて白書を発刊し、その後2年に1度発刊していたが、今回の白書は10冊目で、2015年の発刊以来4年ぶり。特に4年前の白書は約20頁だったが、今回の白書にはTHAAD、南北問題、米国、日本、オーストラリア、台湾など様々なテーマを盛り込み、中国の主張を強調した。

白書は、「世界経済と戦略の中心がアジア太平洋地域に移りつつある。この地域で大国がゲームをし、地域の安全に不確実性がもたらされた。米国は、アジア太平洋軍事同盟を強化し、軍事配備および干渉を拡大し、この地域に複雑な要素を加えた」と米国を非難した。

南北問題でも、中国が主導的役割を果たす考えを明かにした。特に、「韓半島で肯定的な進展があったものの、不確実性が残った。中国は韓半島のような紛争地域で政治的に建設的な役割を果たしている」と評価した。

中国は日本とオーストラリアにも強い警戒心を示した。白書は、「日本が戦後体制を変えるために、軍事安全政策を変更し、活発な軍事的な動きを見せている。対外志向的な軍事の動きがうかがえる」と警戒した。オーストラリアも、米国と軍事同盟を強化し、アジア太平洋地域の安全保障プレーヤーに浮上していると診断した。特に台湾問題については、「平和統一および一国二制度の方針を堅持する。中国を分裂させようとする試みや外国の内政干渉に反対する」と再び米国を非難した。

南アジア地域で争っているインドにも言及した。白書は、「南アジアでインドとパキスタンの衝突がある。また、一部国家の領土および海洋紛争、民族と宗教対立が絶えず発生している」とも指摘した。

白書は、「中国は国防費および使途を透明に公開する」とし、現況を表で紹介した。12~17年の国内総生産(GDP)対比国防費の割合の平均は1.3%で、ロシア(4.4%)、米国(3.5%)、インド(2.5%)、フランス(2.3%)より低いと強調した。


崔智善 aurinko@donga.com