Go to contents

ボルトン補佐官が23日訪韓、韓日対立へのメッセージに注目

ボルトン補佐官が23日訪韓、韓日対立へのメッセージに注目

Posted July. 22, 2019 08:54,   

Updated July. 22, 2019 08:54

한국어

米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が23日から2日間、韓国を訪れる。大統領府は21日、ボルトン氏が24日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長と協議を行う予定であり、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官とも面談する計画だと明らかにした。ボルトン氏は訪韓前に日本を訪れ、日本の外交・安保当局者らと協議を行う予定だ。

ボルトン氏は一時、北朝鮮の核問題など北東アジアの問題から退いたと見られたが、依然としてホワイトハウスの外交安保指令塔であるため、今回の訪問は外交的解決策の議論に向けたモメンタムになり得るという観測が流れている。ワシントンの代表的な知日、知韓派の1人であるエバンズ・リビア元米筆頭国務次官補代理は21日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「ボルトン氏は歯に衣着せぬことで有名だ」とし、「韓日の関係悪化が米国の利益を損なっているというメッセージをストレートに伝えるだろう」と述べた。日本の経済報復後、最も強力なワシントンのメッセージがボルトン氏の韓日訪問中に出る可能性があるということだ。

さらにボルトン氏が、大統領府が相次いで韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の再検討および廃棄を示唆したことに対してどのようなメッセージを出すかも注目される。国務省は、政府関係者が協定について「すべてのオプションを検討する」と発言した直後、「協定を全面的に支持する」とし、敏感に反応した。リビア氏は、「保護協定の破棄を示唆することは、『韓国が国際協定を一方的に破棄する』と批判する人々に良い攻撃材料を与えかねない。『韓国は安保より反日感情を優先する』という認識が広がれば、韓国が外交的に孤立する恐れがある」と指摘した。


韓基渽 record@donga.com