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「韓日双方の情報の差が論争を招いている」 映画「主戦場」の監督ミッキー出崎氏が来韓

「韓日双方の情報の差が論争を招いている」 映画「主戦場」の監督ミッキー出崎氏が来韓

Posted July. 16, 2019 09:54,   

Updated July. 16, 2019 09:54

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「韓国と日本の間での情報の差が、たびたび論争と戦いを招いているようです。慰安婦問題を紹介し、両国の人々が知らなかったことを知れば、憎しみが減り、生産的な議論ができるのではないでしょうか」

日本軍慰安婦問題を扱った映画「主戦場」を演出した日系アメリカ人のミッキー出崎監督が、ソウル江南区(カンナムグ)で15日開かれた記者懇談会で、制作の背景について語った。25日に公開するこの映画は、日本の右翼勢力が慰安婦問題を努めて否定する理由を韓国、米国、日本で約30人をインタビューして追跡したドキュメンタリーだ。

彼は、日本で慰安婦を記事に初めて取り上げた上村隆元朝日新聞記者と彼の家族が、右翼勢力から脅迫を受けたという事実を知った後、これに関心を持ち始めた。映画は、慰安婦問題に対する日本右翼の反発と少女像建設を無力化させるための組織的な動きを細かく描く。「日本は韓国や中国と違って特別だ」「韓国が慰安婦問題を提起することは、中国がやらせたからだ」など、日本右翼の素顔と論理の貧弱さを指摘する。このため、今年4月に日本で映画が公開された後、映画に登場する右翼は上映中止を要請し、監督を告訴した。

出崎監督は、「慰安婦問題をよく知らない日本の若い世代は、むしろ『知らなかったことを知るようになった」と前向きな反応を送った」と語った。さらに「安倍政府が強制労働問題について貿易制裁で対応することは残念だ。これは人権問題であり、外交問題ではない」と付け加えた。彼は日本人が率先して、慰安婦問題を国際法廷に持って行くべきだと主張した。

「『性奴隷』、『強制徴集』などの表現について、韓国と日本が共に認めることのできる共通の言語で定義する必要があります。ここから議論が始まるでしょう」


李?? baltika7@donga.com