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柳賢振、後半戦初登板で7回2失点の好投も白星つかず

柳賢振、後半戦初登板で7回2失点の好投も白星つかず

Posted July. 16, 2019 09:54,   

Updated July. 16, 2019 09:54

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冷静は投球ぶりは相変わらずだった。勝運には恵まれなかった。

ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)が15日、マサチューセッツ州ボストンのフェンウェイパークで行われたボストン・レッドソックスとの後半戦初戦で7回8被安打1四球6奪三振2失点と好投した。チームが4-2でリードした状況下でマウンドを降りたが、8回裏にリリーフ投手が同点を許し、白星は消えた。ドジャースは12回まで続いた延長戦の末に7-4で勝利した。

昨年のワールドシリーズ(WS)覇者ボストンを迎えた柳賢振は、序盤から苦戦した。3-0でリードした1回裏に内野手の守備不安で2点を与えた。2死満塁の場面でボストンのアンドリュー・ベニンテンディが打ったゴロを遊撃手クリス・テイラーが捕球して1塁に送球したがミスが出て2塁走者までホームに生還した。記録員は打球を内野安打と認め、ボストンの初得点を打点とし、二人目の走者が生還したのは遊撃手ミスとして記録した。しかし次の打者マイケル・チャビスに安打を許し、2度目の失点も自責点となった。

柳賢振は2回から4回までを三者凡退に抑え、安定感を取り戻した。5回裏の2死1、2塁でDJマルティネスに安打を打たれたが、左翼手アレックス・ベルドゥーゴの完璧な送球でホームを狙ったラファエル・ディバスをアウトとした。7回まで無失点に抑えて柳賢振は、94球を投げてマウンドを降りた。

白星はつかなかったが、昨年WS第2戦での対決で敗れたボストンの先発デビッド・プライスに雪辱を果たした。プライスは5回4被安打3四球4失点(1自責点)を記録した。投球数も114球を記録するなど動じる様子だった。

柳賢振はマックス・シャーザー(ワシントン・ナショナルズ)とのサイ・ヤング賞レースで一歩リードした形だ。最近あるブックメーカーがシャーザーの配当率を下げて受賞可能性を高く評価したが、シャーザーが背中に痛みを訴えて先発ローテ―から離脱した中で柳賢振は好投を披露したのだ。

試合後に柳賢振は、「昨年WS登板(4回3分の2、4失点)より長いイニングを投げたことに満足する」と語った。失点については、「ハニカット投手コーチがメジャーリーグ事務局に異議を申し出る予定だ」と明らかにした。柳賢振の2失点が非自責点と認められる場合、1.78に上がった防御率は1.63に下がる。

ボストンとの3連戦を2勝1敗で終えたドジャースは、16日から敵地でフィラデルフィア・フィリスと4連戦を行う。ローテ―上、柳賢振は20日にとりわけ本拠地で強いマイアミ・マリーンズ戦に登板する可能性が高い。


金培中 wanted@donga.com