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北朝鮮労働新聞、「板門店の米朝会談、驚くべき事変」

北朝鮮労働新聞、「板門店の米朝会談、驚くべき事変」

Posted July. 02, 2019 10:07,   

Updated July. 02, 2019 10:07

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北朝鮮メディアは1日、トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の板門店(パンムンジョム)会談が実現したことについて、「(米朝間の)前例のない信頼を創造した驚くべき事変」と報じた。儀典と警護を最小化にした米朝首脳の「電撃的な出会い」そのものを大きく意味づけたのだ。

同紙は1日、「トランプ大統領の提案により、板門店で歴史的な対面が実現した」とし、「1953年の休戦協定から66年ぶりに朝米両国の最高首脳が分断の象徴だった板門店で手を取り合い、歴史的な握手をする驚くべき現実が繰り広げられた」と評価した。トランプ氏が境界線を越えたことについては、「米国の現職大統領が我々の領土を踏む歴史的な瞬間が記録された」とし、「長い歳月、不信と誤解、葛藤と反目の歴史を刻んできた板門店で、和解と平和の新たな歴史が始まったことを示した」とも伝えた。

米朝首脳会談については、「単独の歓談と会談が行われた」とし、「朝鮮半島の非核化と朝米関係において新たな突破口を開くための生産的な対話を再開し、積極的に推進していくことで合意した」と伝えた。正恩氏が2月のハノイ「ノーディール」の衝撃後、米国との非核化協議を再開したことを北朝鮮住民に公式に伝えたのだ。特に、会談に李容浩(リ・ヨンホ)外相とポンペオ米国務長官が同席したことが異例にも北朝鮮メディアを通じて確認された。

しかし、北朝鮮メディアは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が加わって南北米首脳が板門店で初めて3者会談を行ったことには触れなかった。「最高領導者同志は文在寅大統領と喜ばしく挨拶を交わされた」という内容だけ紹介された。


黃仁贊 hic@donga.com