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「トランプ氏は友人」と親密さアピールした習近平主席、「中米のどちらも関係断絶を望まない」

「トランプ氏は友人」と親密さアピールした習近平主席、「中米のどちらも関係断絶を望まない」

Posted June. 10, 2019 08:19,   

Updated June. 10, 2019 08:19

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中国の習近平国家主席が、トランプ米大統領を初めて「友人」と呼び、「中米いずれも関係断絶を望んでいない」と明らかにした。

習氏は7日午後(現地時間)、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの本会議で、「中米が完全に断絶するとは考えられない」とし、「トランプ氏は友人だ。彼もそれを望んでいない」と述べた。今月末に大阪で開かれる主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議で行われる米中首脳会談を控えて出たメッセージなので、注目される。ただ、政府レベルでは対米強硬策で米国に圧力をかけ、首脳レベルでは対話を望むというメッセージを送るツートラック戦略とみえる。

習氏は、「現在、貿易摩擦があるが、中米はすでに『離れられない』関係」とし、「両国は相互に最大の投資家で貿易協力パートナーだ。1日1万人以上が往来する」とも強調した。また、「現在、中国と全世界がすべて友人」とし、ロシア、欧州、アセアン、アフリカ、南米、南太平洋を取り上げたが、韓国と日本が含まれた北東アジアは特に「友人」に挙げなかった。

米国はG20での米中首脳会談の計画を明らかにした。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは8日(現地時間)、ムニューシン米財務長官が、「米中首脳がG20首脳会議を機に会う計画だと話した」と伝えた。先月10日に中国製品に対する関税率を25%に引き上げた米政府は、本格的な税率引き上げ期日を今月15日とし、当初予定の1日から2週間留保した。


尹完準 zeitung@donga.com