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スペイン「ガウディの未完成教会」、137年ぶりに建築許可

スペイン「ガウディの未完成教会」、137年ぶりに建築許可

Posted June. 10, 2019 08:20,   

Updated June. 10, 2019 08:20

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スペイン2大都市、バルセロナを象徴するサグラダ・ファミリア教会の大分遅い建築許可が下りた。1882年建設工事が始まって以来、なんと137年ぶりの「事後処理」許可だ。

8日(現地時間)、AP通信によると、バルセロナ市当局は7日、サグラダ・ファミリア建築委員会に2026年まで有効な建築許可証を発行した。世界的な建築家であるアントニ・ガウディ(1852~1926)が設計、「ガウディ教会」とも呼ばるサグラダ・ファミリアは1882年、建築工事が始まったものの、建築物の正式許可が下りていないことを2016年、当局によって確認できた。委員会側は、当局との長年の交渉の末、許可のため460万ユーロ(約62億6400万ウォン)の手数料を払うことで合意した。

個性的な外観で有名なこの教会は2005年、ユネスコ世界文化遺産として登録された。ガウディ建築の傑作品を目当てに毎年450万人以上の観光客が訪れる。17~38ユーロ(約2万2700~5万900ウオン)の入場料は市の主要収入源となっている。市当局は「教会外部での観光客を含めると、年間約2000万人の観光客が訪れる」と推算した。

ガウディは1926年、教会の片方だけが完成した時、電車事故で死亡。それからは彼が残した建築の図面にしたがって工事が続けられた。教会関係者は「現在、工事の7割が完成しているこの建物を、ガウディ死亡100周忌である2026年までには必ず完成したい」と明かした。

教会の中心タワーが完成されれば、高さ172.5mの欧州では最も高い宗教関係の建物になる。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com