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中ロ、反トランプで「ファーウェイ同盟」

中ロ、反トランプで「ファーウェイ同盟」

Posted June. 07, 2019 08:48,   

Updated June. 07, 2019 08:48

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米国の制裁と貿易紛争で守勢に追い込まれた中国が、ロシアとの「ファーウェイ連帯」を本格化した。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の郭平輪番会長は5日午後(現地時間)、ロシアのクレムリン宮で、ロシア通信大手モバイル・テレ・システムズ(MTS)のアレクセイ ゴルニャ最高経営責任者(CEO)とロシア全域に来年までに5G通信網を設置する契約を締結した。中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は拍手し、協力を約束した。両首脳が首脳会談を終えた直後だった。

プーチン氏がファーウェイに圧力をかけてきたトランプ米大統領に見せつけるかのようにファーウェイへの支持を送った場面だった。郭氏は、「5Gのように戦略的に重要性がある分野でロシアと契約ができて非常にうれしい」と話した。

習氏とプーチン氏は同日発表した「中ロ新時代全面的戦略協力パートナー関係」の共同声明で、「国家安全保障を口実に情報通信技術製品の市場参入を制限し、先端技術商品の輸出を不必要に制限することに反対する」と米国を批判した。

両首脳は声明で、「韓半島問題の政治的解決は、非核化と(北朝鮮の)安全、発展を交換する目標が堅持されなければならない」とし、「先に北朝鮮の非核化」を主張する米国に反対の立場を示した。また、米国に対して、「制約なくグローバル・ミサイル防衛システムを発展させることを止めなければならない」とし、韓国に配備された高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)問題が再浮上することを予告した。


尹完準 zeitung@donga.com