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「21世紀ビートルズ」BTSがビートルズの国を震撼させた

「21世紀ビートルズ」BTSがビートルズの国を震撼させた

Posted June. 03, 2019 08:39,   

Updated June. 03, 2019 08:39

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「子供の頃、兄貴と一緒に『ライブエイド』の映像を見ました。今日の公演を控えてなかなか眠れませんでした」(シュガ)

防弾少年団(BTS)が1日(現地時間)、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで初公演を盛況裡に終えた。2012年ロンドンオリンピックのサッカー決勝戦の舞台、プレミアリーグ「トッテナム」の本拠地だった場所に、今回は応援歌の代わりに韓国語の歌が響き渡った。スタジアムを埋め尽くした6万人のアーミー(BTSのファンクラブ)は、約2時間30分の公演中に韓国語の歌詞を斉唱した。

メンバーたちはこの日の公演に先立って開かれた記者会見で、感激した様子を隠せなかった。シュガは、「テレビでのみ見ていた会場であり、トッテナムが試合をしていたところなのに、(リハーサルの時から)大変不思議だった」と話した。

BTSは、最近外信がファン層の盛り上がりに注目して、「21世紀のビートルズ」に例えたりもした。米CBSテレビ「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア(コルベアショー)」で、1964年のビートルズの出演当時を再演した。そんな防弾少年団が、今回はビートルズの国、英国の歴史的スタジアムの舞台に立った。

RMは、「音楽的な革新を起こし、すべての方々に影響を与えるアーティストに一度でも喩えられることは身に余る光栄だ。本当に一所懸命にやりたい」と語った。シュガは、「迷惑をかけないように、なおさら一所懸命にやらなければならないという気がする」とし、「『21世紀のビートルズ』は負担だが、『21世紀のBTS』として位置づけられて欲しい」と語った。メンバーは、英歌手の中ではコールドプレイ、ポール・マッカートニーと機会があれば一緒に作業してみたいという願望も明らかにした。

ウェンブリー・スタジアムは、1923年にオープンした歴史的スタジアムだ。マイケル・ジャクソン、マドンナ、オアシスなどの大型ポップスターたちの公演会場としても脚光を浴びた。映画「ボヘミアンラプソディ」に登場した大規模なチャリティーコンサート「ライブエイド」の舞台もここだ。施設が古く、2000年に閉場して、既存の競技場を崩した後、新たに建設され、2007年に再オープンした。韓国の歌手がここで公演を行ったのは今回が初めてだ。

同日のBTSの公演は、「ネイバーVライブプラス」で世界にオンラインで生中継された。Vライブ側は、「有料中継(3万3000ウォン)にも同時アクセス者数が14万人を突破した」と明らかにした。2日までの二日間、計12万人の観客を動員した今回の公演の入場券価格が平均10万ウォン以上であることを勘案すると、オン・オフラインの観覧料だけで200億ウォン弱の売上を上げたことになる。ファンは1日午前から競技場の周辺道路を埋め尽くしたまま、BTSの歌を歌ったり、一緒に踊った。BTS関連商品も飛ぶように売れた。

BTSは7、8日にフランス・パリの「スタッド・ド・パリ」で公演後、7月に日本でスタジアムツアーを継続する計画だ。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com