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韓国戦争で戦士した双子の米軍兵士、遺骨発見で共同墓地に

韓国戦争で戦士した双子の米軍兵士、遺骨発見で共同墓地に

Posted May. 20, 2019 07:54,   

Updated May. 20, 2019 07:54

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韓国戦争で命を失った米軍兵士が69年ぶりに同じ戦闘で戦死した双子の兄弟の隣に埋葬された。当時、兄弟は19歳だった。

17日(現地時間)、AP通信は韓国戦争で戦死したジョン・クレブス上等兵の遺骨が米イリノイ州スターリング市のカルバリ墓地に埋葬されたと伝えた。ジョン氏の遺骨は双子の兄弟であるジョージ氏の隣に埋葬された。

孤児だった2人は共に故郷のイリノイ州で入隊し、韓国戦争に投入された。第3大隊L中隊第24歩兵師団第21歩兵連帯に所属した彼らは、1950年7月11日、鳥致院の戦いで北朝鮮軍と戦って戦死した。ジョージ氏は、戦闘中にジョン氏がいないために戻って命を失ったという。

その後、ジョン氏は、「戦闘中の行方不明者」とされた。戦争捕虜・戦闘時行方不明兵集計局(DPAA)は、ジョン氏の遺骨と遺品が1951年に故国に戻ったが、技術的問題で身元を確認できなかったと伝えた。しかし昨年12月、歯や放射線・人類学的比較分析など様々な技術で身元の確認に成功した。DPAAは、「この使命(参戦した兵士の身元確認)を遂行するうえで協力してくれた在郷軍人会に感謝する」と明らかにした。

69年ぶりに故郷に戻った兵士に米国は最後の礼を尽くした。ジョン氏の遺骨を乗せた車両をバイクが葬儀場から墓地まで先導した。警察、消防署員などが後に続いた。運柩は制服姿の軍人6人が行った。星条旗で覆われた棺が墓地に到着すると、待っていた人々は挙手敬礼した。ジョン氏の甥が軍から星条旗を渡された。

 

DPAAによると、韓国戦争で8156人の兵士が戦闘中の行方不明者と報告された。このうち494人だけ身元が確認された。DPAAは、最新技術を使って遺骨の身元確認に最善を尽くしていると明らかにした。


崔智善 aurinko@donga.com