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ウーバー・ドライバーたちが世界12都市でストライキ、「手数料の引き下げ」を要求

ウーバー・ドライバーたちが世界12都市でストライキ、「手数料の引き下げ」を要求

Posted May. 10, 2019 08:48,   

Updated May. 10, 2019 08:48

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10日、米ニューヨーク証券取引所への上場を控えている車両共有サービス企業ウーバー(UBER)が、賃上げなどを求める運転者らの集団ストライキに頭を痛めていると、CNNなどが伝えた。

CNNなどによると、8日、米ニューヨークとワシントン、英ロンドン、豪州のシドニーなど世界12の都市で、ウーバードライバーが集団ストライキに乗り出した。ドライバーたちは、地域ごとに時間を決めてウーバー呼び出しアプリで「ログアウト」の状態を維持し、都心を練り歩く形で抗議した。彼らの最大の不満は低賃金だ。ウーバーは乗客が払ったお金からプラットフォームの使用料(約25%)を差し引いてから運転手に返す。しかし、運転者たちは、「手数料の割合が高く、実際は最低時給も受けられずにいる」と主張している。今回のストライキの時、「ウーバーの最高経営責任者(CEO)が受け取るお金は年間4300万ドル(約506億ウォン)、ウーバー運転者は時給9ドル(約1万600ウォン)」というプラカードも登場した。

ウーバーのドライバーのようないわゆる「共有経済労働者(Gig worker)」の雇用身分をどう定義するかも問題となっている。ドライバーたちは、「ウーバーが運賃と営業日を決めて、事実上ウーバーの雇用者に相違ないのに、ウーバーは私たちを『独立契約者』とみなした。当然提供すべき福祉を提供していない」と主張している。

ウーバーは2008年、米西部サンフランシスコでリムジン呼び出しアプリサービスとしてスタートした。現在、世界63カ国700以上の都市で、一日に約1400万件の呼び出しを受ける。昨年の年間売上は113億ドル(約13兆3000億ウォン)だ。上場後の時価総額は1000億ドル(約117兆8700億ウォン)に達するという予測が出ている。


崔智善 aurinko@donga.com