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柳賢振、8回1失点の好投も勝敗付かず

Posted May. 03, 2019 09:04,   

Updated May. 03, 2019 09:04

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2日、米国カリフォルニア州サンフランシスコのオラクルパークで行われたロサンゼルス・ドジャース対サンフランシスコ・ジャイアンツの試合。5回1死の場面で、ジャイアンツのブランドン・クロフォードを迎えたドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)は唇を硬くつぐんで捕手ラッセル・マーティンに向かって一度首を縦に振った。

柳賢振は同日、8回1失点、6奪三振を記録した。巧みな緩急で2013年以来5年ぶりに8回を投げた。ドジャースは9回に2番手投手ペドロ・バエズがジャイアンツのバスター・ポージ―にサヨナラとなる左安打を浴び、1-2で敗れた。柳賢振は今季4勝目が期待されたが、防御率を2.96から2.55に下げるのに満足せざるを得なかった。

しかし、柳賢振の投球ぶりは印象的だった。1回を140キロの「緩い直球」でスタートしたが、ニング数を重ねるにつれ、球速を上げた。通常、先発投手は1回の球速が一番早くて、5、6回には球速が落ちるのだが、柳賢振は逆だった。8回に最後のアウトを獲る際も、スピードガンには147.6キロをマークした。

1回に2安打と犠牲フライで先取点を挙げたジャイアンツ打線は、次第に強くなる柳賢振の球威に圧倒され、2回から8回まで2安打を奪うのに止まった。球速が上がるについれチェンジアップも威力を増した。この日、柳賢振は6奪三振のうち3奪三振でチェンジアップを決め球に使った。速球のように飛んできては沈むチェンジアップに、打者は次々と倒れた。この日、MBCの中継解説を務めた金炳賢(キム・ビョンヒョン)氏は、「柳賢振は直球を投げる時とチェンジアップを投げる時の腕の振り方が殆ど変わらないので、打者としては二つを見分けるのが困難だ」とコメントした。

巧みな緩急の他にも、柳賢振は自身の体調に異常がないことを相次いでアピールした。柳賢振は先月9日、内転筋を負傷しマウンドを降り、多くの懸念を生んだ。

柳賢振がメジャーリーグ進出以来1試合で8回以上を投げたのは、今回で3度目だ。2013年9月17日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦(8回2失点)以降6年ぶりだ。7回以上を投げたのも2014年5月27日のシンシナティ・レッズ戦(7回3分の2で3失点)が一番最近の記録だ。今季は7イニングを投げた試合が2度もあった。先月27日にピッツバーグ・パイレーツを相手に105球を投げて今季最多投球数を記録した柳賢振は、この日は107球を投げ、今季最多投球記録を更新した。柳賢振は21日のミルウォーキー・ブルワーズ戦と27日のピッツバーグ戦でも試合序盤から力を温存した後、次第に球速を上げた。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com